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9 〜you side〜 ページ10
A「失礼しまーす」
そう言って教室に入った。
"重岡先生と2人"
考えるだけでも吐き気やわ。
大毅「最近どう？学校は？」
重岡先生独特の"甘い声"できいてくる。
A「どうって…別に…普通ですけど？」
あんたが担任だからちょっと不満だけど。
大毅「普通…か。なぁーなぁー！なんかこの教室さ、夏の匂いせえへん？」
は？
いきなり何。笑
A「なんですか？笑いきなり。笑
意味わかんない。笑」
大毅「やっと笑ってくれた。」
A「…え？」
大毅「Aさー…先生の前やとあんま笑ってくれへんやん？
せやからちょっと心配やってん。」
先生…
気にしてたんか…
大毅「でもほんま良かった！不安なこととかあったら先生に言いや？」
その声も相変わらず優しくて甘い声だった。
意外と良い先生なんかな？
わからんけど。
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作者名：すずねん# | 作成日時：2016年3月12日 20時
