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5話 ページ6

太宰「どういう事かな?」




『私、多分記憶が無いんです。だから家もお金も職場もなくて、このままさようならで帰っても野垂れ死ぬだけなんです。』




太宰「野垂れ死ぬ!?それはいいじゃないか!」




『私に死ねと言ってるんですか。』




じっとりとした目で太宰さんを見つめる。
すると彼はキラキラした目で
「今は自 殺のブームなのだよ!ほら、流行に乗らないと!!」
と言った。





自 殺に流行とかあるのか。





太宰「で、話を元に戻そう。武装探偵社でかい?先に行っておくけれど、名前に"武装"と入っているだけあってかなり物騒だ。Aみたいな可憐なお嬢さんには少しキツいかもしれない。それでもかい?」




私はしっかりと目の前の太宰さんを見つめる。






『はい。必ず、やり遂げてみせます。』





そう言うと、太宰さんはうれしそうな笑顔を浮かべて


太宰「良い意志だ。社長に相談してみよう。」





そう言って部屋を出ていった。

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作者名:ぐらっせ | 作成日時:2018年3月16日 22時

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