38話 ページ15
鳳仙はどんな想いで私を殺し屋として育てたんだろう。
あの3人の話では私はただの田舎娘だったはずなのに。
『……宇宙最強の戦闘民族、か』
そんなの実感した事ないけどね。
すると、
「ねぇお姉さん。君って強いの？」
と、私と同じ三つ編みをしたサーモンピンクの髪の色をした少年が話しかけてきた。
『……さぁ。それは闘ってみないとわかんないんじゃないかな』
冗談で返したつもりだったのだが、その少年は次の瞬間番傘から銃を打ってきた。
『...物騒だなぁ。貴方もしかして夜兎？』
銃を剣で切ってそう聞くと少年はおぉーと感心してから
「さすが鳳仙の旦那が育てた疾風族。夜兎の事は知ってるみたいだね」
と言った。
『……わかってて近づいたとか腹黒ね。』
「君の目を見た時分かったよ。
そこら辺にいる侍とは違う。……人殺しの目だ。」
『……ははははっ！面白いこと言うね。』
そう言って私は屋根に登った。
『殺し屋として育てられたんだから当たり前でしょ？』
そう言って笑った瞬間、私と少年の剣と傘が交じった。
少年が銃を撃ちながら私に向かってくるので私はそれを避けながらクナイを投げた。
傘を振りかぶってくるのを避け、少年の足を蹴り骨を折る。
「...へぇ。やるじゃん」
『軽口叩けるのも今のうちだよ？』
少年の攻撃を避けずに私の肩に傘が突き刺さる。
そして私は少年の鳩尾を殴り、遠くへ吹っ飛ばした。
少年の方へ近寄り、起き上がろうとした少年の頭を抑え、腹に剣を指した。
それきり、少年は動かなくなった。
『...あれ？もう終わり？つまんないなぁ』
すると
「団長！！！」
という声が聞こえ、振り向くと夜兎であろうおじさんがいた。
『あー。早く連れていってくれる？』
そう言うとおじさんはびっくりした顔をした。
そして団長と言われていた少年を担ぎ、夜の吉原に消えていった。
パトカーのサイレンの音が近付いてくるのを感じながら私は剣に付いた血を払った。
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赤珠（仮） - らーめんさん» だよねー（白目） (2019年3月30日 16時) (
レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 多分その頃には終わってますね...笑 (2019年3月29日 17時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（仮） - らーめんさん» おーまいがー……うーん…え、ええと、さらば追い付いたら戻って読むね←いつになるんだよおい (2019年3月29日 14時) (レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» でもこっからほとんどネタバレ注意になりますね← (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 一応分かるようにしましたけど...うーん笑って感じですかね (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らーめん | 作成日時：2019年2月28日 17時
