月見草。２ (ページ10)

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MooN３７ページ10

明日からも会えるけど、ふたりっきりはドラマ忙しくなるだろうし減っちゃうだろうから。

しばらくすると脇道に見覚えのある車を見つけて。

｢潤くん｣

助手席の扉が開けられて。

潤｢あ、やっぱ結婚式だった？場所聞いた時そうかなぁって思ってたけど｣

｢うん。ごめんねそのままの格好で｣

潤｢んーん。急でごめん。
それにー可愛いじゃん｣

ニコって微笑んで言った潤くんに顔は熱くなるし胸がキューってなるしドキドキしてるし

可愛いって…っ、

まぁ乗ってって言われて急いで乗って。

あぁ～まだ熱いよ、心臓がバクバクしてるよ、

潤｢はい、これ。遅くなってごめん｣

｢ううん。疲れてるのに持ってきてくれてありがとう｣

結局家まで送ってくれて。

｢ありがとう。家まで送ってくれて｣

潤｢いえいえ。こちらこそです｣

じゃあって言って家の方へ歩き出した瞬間小さな段差にヒールが引っかかって

潤｢おっと、危ねぇー｣

フラっとなった私をとっさに支えてくれた潤くんにまたカーっと熱くなって。

ち、近っ

｢ごごご、ごめんね！｣

潤｢足大丈夫？｣

｢あ、うん全然！大丈夫！ありがとう！｣

漫画みたいな、1度はそんなラブシチュエーションないかなって考えたことある

好きな人に転びそうになったところを支えてもらう

実際あると、心臓がドキドキしすぎて飛び出しそう！

潤｢そっか。気をつけて｣

｢うん。ありがとう｣

今度こそバイバイってして。

｢あぁ～もうなんなの｣

好きすぎて、ツラい。