~41~ 大事な気持ち 雅紀side ページ11
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5人だけになった病室。
潤「和……………どうして??………どうして……」
その先は言わなくても分かる。
──どうして、俺達に
話してくれなかったのか──
雅「俺達が和の居場所を知った日。あの時にはもう移植の話はされてたの………??」
黙り混んで、ただ俺達の顔を
見つめていた和がぼそりと呟く。
和「じゃあ、言わせてもらいますけど………」
語り出した和は止まらない。
和「俺が眠っている間、仕事はどうしてたんですか。前に言いましたよね、俺のせいで迷惑がかかるのは堪えられないって。それに………その顔嫌いなんですよ。なんなんですか、みんなして。そんな顔見るくらいなら、目なんか覚めなきゃよかったのに!!!」
目なんか覚めなきゃよかったのに!!!
そう言った和はフラフラの体で
病室を飛び出した。
智「……………っ!相葉くんも潤も何してんだよ!!俺はそんな事を和に聞きたかったんじゃない‼大事なのは和の気持ちでしょ‼今の2人は、自分の想いを和にぶつけてるだけだよ。」
リーダーが俺達を残して和の後を追った。
翔「雅紀……潤……。気持ちは分かる。俺もおなじ事を思った……でも今は違うって事も分かる。智くんは、移植の話をしたかったんじゃない。俺達が大事にしなきゃいけないのは…………」
──和が生きたいと思う気持ちでしょ───
間違っていた。
和を想っている事に嘘はない。
でもそれを押し付けた。
自分達を偽善者にして和を追い詰めた。
和とリーダーの後を追って
俺達も病室を出た。
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花蓮(プロフ) - ありがとうございます。にのあいさんの応援が確実に私の書く力になってます。これからもよろしくお願いします！！ (2014年9月20日 18時) (
レス) id: 82294c09b3 (このIDを非表示/違反報告)
にのあいlove - 更新、頑張ってください！楽しみにしています！ (2014年9月12日 22時) (レス) id: bd5aa6f72e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2014年9月3日 16時
