~32~ 待ってる 雅紀side ページ2
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先「二宮さんは落ち着いて眠られています。」
目の前にいるのは見慣れない機械をつけた人。
それが和なのは分かっているのに
認めたくない。
あの状態で……?眠ってる……?
先「ただ、今はというだけです。」
"今は"を強調して言う先生に
みんなの視線が集まった。
先「みなさんが病室を出られてすぐに容態が悪化しました。処置をして、今は薬で眠っていますが、薬が切れても病気の進行度合いで、意識が戻らない………昏睡状態になってしまうこともあるかも知れません。」
翔「……昏睡状態になると、どう……なるんですか……」
翔くんが誰かが聞かなきゃいけないことを
聞いてくれた。
先「そうなると、いつ意識が戻るかは我々には分かりません。今日の夜かもしれないし、もう………戻らないかもしれない。二宮さん………次第です。」
雅「和に俺達の声は聞こえているんですか?」
先生はさっきまでの疲れた表情の上に
笑顔を被せて頷いた。
俺達の声が聞こえてるなら
喋りかけてやればいい。
思わず笑ってしまうような
バカでくだらない話を聞かせてやればいい。
和が突っ込みたくなる会話をすればいい。
待ってるから。
戻っておいでよ、和。
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花蓮(プロフ) - ありがとうございます。にのあいさんの応援が確実に私の書く力になってます。これからもよろしくお願いします！！ (2014年9月20日 18時) (
レス) id: 82294c09b3 (このIDを非表示/違反報告)
にのあいlove - 更新、頑張ってください！楽しみにしています！ (2014年9月12日 22時) (レス) id: bd5aa6f72e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2014年9月3日 16時
