~5~ 病院へ 雅紀side ページ6
収録が終わって、
もうフラフラのニノを
リーダーが抱えてスタジオを出ると、
そのリーダーと一緒に倒れ込んだ。
智「っニノ!!ニノ!!………和!!」
廊下に響くのはリーダーの叫び声。
翔「お…俺医務室行ってくる!!」
潤「俺は岡さんに連絡して
病院手配してもらってくる!!」
翔ちゃんも松潤もバタバタとその場を離れ、
リーダーと俺と朝よりも青白くなったニノが
取り残された。
智「………和!!和!!」
雅「リーダー!!ニノを楽屋に運ぼ!!
ここじゃ体が冷えちゃう!!」
冬の廊下は5分もいれば完全に体は冷える。
ニノが倒れたことで、
リーダーはパニック状態で、
俺がニノの膝を抱えて持ち上げると
リーダーは本当に心配そうな目でニノを見た。
楽屋に戻ると翔ちゃんが
医務室から呼んできた先生と待っていて、
松潤から連絡を受けた岡さんが
丁度入ってきた。
とりあえずニノをソファに横にさせると
薄目が開いた。
和「…あ…ばさん……あり…が…と……」
声は途切れ途切れで、今にも目が閉じそう。
先「二宮さーん?腕上げますねー。」
てきぱきと何やら作業を始めた先生。
体温計と簡易の血圧計を取り出して、
脈も測っている。
岡「車!!車用意できてます!!
病院も山風総合病院に連絡しました!!」
先「血圧が低いな……
意識もあまりはっきりしていないようですから
なるべく声をかけ続けて下さい。」
先生の言う通りさっきまで話していた
ニノの目は更に細く、
完全に閉じられそうになっている。
潤「ニノ!!…………和!!今から病院行こうな?」
翔「かーず?もう少しだからなー?
もう少し頑張ったら病院だから頑張ろうな?」
うん、うんと頷くニノを車に乗せて
奇跡的にこのあとがOFFだった俺らは
病院に向かった。
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Miu@にのあい(プロフ) - 私この作品大好きです。けっこう前に読んで号泣して、今でもたまに読みに来ます。そのたびに泣きます笑ほんとに大好きです！素敵な作品を作っていただき、ありがとうございました。 (2016年12月23日 16時) (
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作者名：花蓮 | 作成日時：2014年8月10日 19時
