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~13~ 現実には 和side ページ14
俺を真ん中にして4人が座り、
大野さんが隣で俺の手をぎゅっと握った。
まるで大丈夫だよって言ってるみたいで
でも大野さんの手が震えていた。
向かい側に座った”片山”と名乗る先生は、
さも言いにくそうに切り出すけど、
その人の末路を決める残酷な病名を、
何度もその口で告げてきたんだろと思うと、
逆に冷静に聞けるもので。
『大動脈弁狭窄症』
だからこの病名を告げられても
俺は、いつもの俺だった。
こんな病名聞いたらさ、
よく見る医療ドラマなんかは、
「なんで」「どうして」ってなるだろうけど。
現実はそんな複雑な思いなんて無くてさ、
「へー。俺が病気ねぇ。」みたいな。
まぁでも、みんなの視線は感じるの。
大体わかるよ。言いたい事。
みんな優しいから。
でも本当に俺、なんともないんだよね。
~14~ 何を思う 雅紀side→←~12~ 壊した 和side
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Miu@にのあい(プロフ) - 私この作品大好きです。けっこう前に読んで号泣して、今でもたまに読みに来ます。そのたびに泣きます笑ほんとに大好きです！素敵な作品を作っていただき、ありがとうございました。 (2016年12月23日 16時) (
レス) id: c95a928919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2014年8月10日 19時
