続き ページ30
チーノと同居してからはストーカー被害も無くなった。
本当に助かったと心から思っている。
だが不思議な点があった。
それは
「ねぇ、チーノもう家帰ってもいいんじゃないかな。ストーカー被害も無くなったわけだし」
ci『まあ、そうやな〜。でも俺は帰す気ないで』
そう、何故かチーノは私を家に帰そうとしないのだ。
いくら言ってもねだっても。
「なんでチーノは私を帰そうとしないわけ?」
私が疑問に思っていることをそのまま言ったときだった。
彼から衝撃的な言葉を聞かされるのは。
___だって俺がAのストーカーやもん。帰すわけないやろ…?
足がすくんだ。
あんなに協力的だったのは私を家に引きずり込ませるためだったのだ。
ci『なあA…?俺のこと好き?』
「そんなわけ…ないでしょ…?なんで…なんでこんなことするの?!」
私は彼の考えていることなんて分からなかった。
考えたくもなかったのだと思う。
ci『あはっ…ははははっ!!ほんまおもろいよな!その絶望した顔、悲しそうな目、流れる涙…全てが愛しく感じてまう』
「…狂ってる」
ci『そうさせたのはAやろ?』
怪しい笑みを浮かべながらチーノが近づいてくる。
私の体は【逃げろ】と言っているのに恐怖で動けない。
ci『怯えてる姿も可愛ええね』
そして彼は私の首筋、背中、腰…ありとあらゆる所にキスをした。
私は溢れる涙を止めることができずに泣いてるだけだった。
ci『俺以外好きになったらアカンで?他のやつ好きになったらAの人生無くなると思ってな』
私はただ首を縦に振ることしかできなかった。
横に振ってしまった瞬間、私の人生が無くなることは目に見えていた。
ci『せいぜい俺に喰われんように気いつけてな?今後が楽しみで仕方あらへんわ〜!』
彼は愉快に笑う。
まるで壊れた機械のように。
私は彼から逃れることはできない。
なぜなら
ワタシ ハ カレ ノ “ アヤツリニンギョウ ” なのだから
優しいキミは【em】→←知らないことなんて何もない【ci】〇
d!のラッキーキャラ
四流
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りんご - 遅めですが、完結おめでとうございます!ずっと読んでいました!次の作品様も楽しみです!これからも応援し続けます! (2019年12月13日 21時) (レス) id: ed57538bc3 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - パンナコッタさん» そうなんですね!お疲れ様です!次の小説も楽しみです!絶対読みにいきます! (2019年12月2日 22時) (レス) id: ed57538bc3 (このIDを非表示/違反報告)
パンナコッタ(プロフ) - りんごさん» 久しぶりです!そうですね...Part2が終わったら一旦短編集は完結にしたいと思います。次は普通に小説を書こうかなとか思ってます( `・ω・´)ゞ (2019年12月2日 20時) (レス) id: 95abd541e9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - お久しぶりです!“天使と墜天使”好きです!tn氏が最推しの私はもう…ね?(は?)気づいたらこの作品様ももう少しで終わりそうで悲しいです。 (2019年11月29日 17時) (レス) id: ed57538bc3 (このIDを非表示/違反報告)
パンナコッタ(プロフ) - スピカさん» 初コメントありがとうございます!残念ながらこの小説はリクエストは受け付けてないんですがちょうど呪鬼の誰かの小説を書こうと思ってたのでありがたかったです…!リクエストという形ではないんですが採用させて貰います(*・ω・)*_ _)ペコリ (2019年11月29日 11時) (レス) id: 95abd541e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パンナコッタ | 作成日時:2019年10月10日 19時