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私は自分の耳を疑ったと同時にそっと息を飲んだ。
zm『自分で気づいてないんか？』
｢…え？｣
zm『その様子だとホンマに分かってないみたいやな』
ゾムはケラケラと笑う。
私がみんなに何をしたって言うんだろうか。
ただ街を見渡して逃げ道探してここから出ようとしていただけなのに。
｢はっきり言ってくれないと私分かんないよ｣
zm『そろそろ言ってもええんかな〜』
そう言うと彼はインカムで何か確認をとった。
zm『なんかいいみたいやから言うな』
｢お、おう…｣
zm『まず一つ。グルッペンはもちろん、他の幹部もAを無能だとは一切思ってないで』
｢そうだとしても国民の意見は…っ！！｣
zm『確かに国民の意見も大事やと思う。でもな？何年間俺らと共に過ごしてきたと思ってんねん！』
ゾムは少し怒り気味に私に言った。
『国民』と『幹部』
どちらを信頼しているのかと。
幹部だ、と今すぐにでも言ってやりたい。
だが、口は思うように空いてくれないのだ。
なぜなら国民というワードがどこか引っかかるから。
国は幹部だけでは作っていけない。
やはり国民の意見も取り入れなければならないだろう。
私の頭の中で対立が起きる。
｢ゾム、幹部も信頼してるけどさ…やっぱり国民だよ…｣
zm『……』
｢国は国民の意見を聞いて作り上げr『A』…何｣
zm『国民の意見ってさっきから言うとるけど俺らが見てるこの風景はどうなってしまうん』
｢それは…｣
zm『全部無くなってしまうんか？』
言葉が見つからず私は黙った。
zm『国は幹部も含めたみんなで作り上げるもんやろ？Aも幹部の仲間や。一緒に作り上げる一人やと俺は思うで』
ゾムの意見は聞いていて嫌な感じはしなかった。
私だってこの国を作り上げる一人なんだ。
｢ありがとう、ゾム。おかげでなんか吹っ切れた｣
zm『んふふ〜それが一番やで！』
ほな、城へ戻ろか！、彼は手を差し伸ばす。
私は戸惑ったが差し伸べられた手に答えるようにぎゅっと握りしめた。
d!のラッキーキャラ
四流
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りんご - 遅めですが、完結おめでとうございます！ずっと読んでいました！次の作品様も楽しみです！これからも応援し続けます！ (2019年12月13日 21時) (
レス) id: ed57538bc3 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - パンナコッタさん» そうなんですね！お疲れ様です！次の小説も楽しみです！絶対読みにいきます！ (2019年12月2日 22時) (レス) id: ed57538bc3 (このIDを非表示/違反報告)
パンナコッタ(プロフ) - りんごさん» 久しぶりです！そうですね...Part2が終わったら一旦短編集は完結にしたいと思います。次は普通に小説を書こうかなとか思ってます( `・ω・´)ゞ (2019年12月2日 20時) (レス) id: 95abd541e9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - お久しぶりです！“天使と墜天使”好きです！tn氏が最推しの私はもう…ね？(は？)気づいたらこの作品様ももう少しで終わりそうで悲しいです。 (2019年11月29日 17時) (レス) id: ed57538bc3 (このIDを非表示/違反報告)
パンナコッタ(プロフ) - スピカさん» 初コメントありがとうございます！残念ながらこの小説はリクエストは受け付けてないんですがちょうど呪鬼の誰かの小説を書こうと思ってたのでありがたかったです…！リクエストという形ではないんですが採用させて貰います(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2019年11月29日 11時) (レス) id: 95abd541e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パンナコッタ | 作成日時：2019年10月10日 19時
