彼らが私に恋をした!?３［ケンカのあとは…編］ (ページ23)

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ケンカのあとは…@Ｎページ23

店内に一歩、足を踏み入れると

すぐに

ダーツをしているカズくんと

目が合った

和「…おぅ。」

目が合ったから仕方なく、というように

最低限の言葉を発した彼はそのまま

あたしから目をそらして

また、ダーツに向き直った

櫻「Aちゃん、」

「翔くん！この間はありがとう！
ほんーーーーーっっとに助かっちゃった♡」

櫻「いや、全然！医者として当然だから！」

和「…の割には鼻の下伸びてますけどね。」

櫻「え！そ、そんなことないし！全然！
思い出したりとかしてないし！
毎日他の患者さん診てるし！」

「大丈夫、翔くんは(・)そんな下心にまみれた人じゃないってこと、ちゃんとわかってるから。」

櫻「あ、うん…」←後ろめたい

和「…別に下心なんてねぇし。」

ダーツのすぐそばのソファーには

なんとなく座る気にはなれなくて

少し離れたカウンターに座ると

相「なに、ケンカ？笑」

と声を潜めた雅紀が笑った。

「ん？んー…ね？笑」

相「ニノに愛想つかしたら、いつでもこっそりオレんとこおいで？」

「ふふっ、」

和「相葉さん、声でけぇから聞こえてますよ？」

相「機嫌悪ぃなぁ。笑」

その時、奥の個室から大野さんが出てきて

大「お、来たんだ？」

「お久しぶりです。」

大「そんな離れてねぇでこっちおいで？」

「あ、ここで大丈夫です、」

大「ニノ気になんなら個室行く？」

「いや、笑」

和「アナタの傍に居ると無駄に妊娠しそうなんでそこでいいです。」

大「無駄に、って。笑」

和「歩く生殖器ですからね。」

大「あーにカリカリしてんだよ。笑」

うぅ、やっぱりまだ機嫌悪いんだ…

そんな、人を邪魔者みたいに扱わなくてもいいじゃない…