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社「成瀬先生！どうなさったんですか、突然!?」
大「ちょっとひろみに用あってさ。」
社「石川がなにかご迷惑でも…？」
突然やってきた彼を見て、編集部は騒然となり、編集長らしき男性が、恐る恐るそう尋ねた
大「ちゃうちゃう。笑
うちの嫁がね、ひろみに会いてぇっつーからさ。」
「ちがっ…！」
なんかもう、いろいろ違うし！
会いたくもないし、嫁でもないし！
社「成瀬先生の！
はぁー、そうでしたか！
いつも先生には大変お世話になっております。」
「あ、いや、ホントに違くて…」
社「石川は、今ちょっと外しておりまして、直に戻ると…」
石「あれ…？成瀬、先生…？」
社「あぁ、たった今戻って参りましたので、」
石「先生、どうなさったんですか!?」
大「おぉ、ひろみ。
コレ、うちの。」
石「あぁ！噂の彼女さんですね！
先生からお噂はかねがね！
おれの女はいい女なんだって、先生自慢ばっかりで…」
大「余計なこと言ってんなよ、おめー！笑」
「あ、の……」
石「？」
「ひろみ…さん、ですか？」
石「はい！石川博巳と申します！」
大「ぶっ…(ﾟ×ﾟ*)ﾌﾟｯ」
「だ、男性……だったんだ……」
ひろみ、という名の男性は、慶応大学の元ラガーマンだそうで、あたしの思い描いていたひろみ像とは、似ても似つかなかった
大「あ、悪ぃんだけどひろみさ、合鍵。返してもらってい？」
石「え？どうかなさったんですか!?」
大「Aがさ、お前にヤキモチ妬いてんの。」
石「そうなんですか!?
いや、でもむしろ助かります！」
大「ぁんでそんなに嬉しそうな顔すんだよ。笑」
石「いやぁ。先生の合鍵をお預かりしてると、仕事が増えるんですよね…笑」
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作者名：紗愛(サラ) | 作成日時：2014年2月7日 10時
