ようこそ、華麗なるサァカスへ【文豪ストレイドッグス】

演目７　＿ 武術の心得をもつ青年 ＿ ページ8

No side




ガタタッ！！




そんな音がして、


道化師と青年たちの視線が動く。


敦が、何かにおびえて、


椅子から転がり落ちていた。




敦「ぼ、ぼぼ僕はこれで失礼します」



国木田「待て」




逃げようとする敦を、


国木田が掴み上げる。


敦は切羽詰まったように叫ぶ。



敦「む、無理だ！奴に人が敵うわけない！」



国木田「貴様、人食い虎を知っているのか？」



敦「彼奴は僕を狙ってる！殺されかけたんだ！この辺に出たんなら早く逃げないと…」




国木田が手を離す。


彼の周りの空気が変わった。




師星「あの人、武術の心得がある、ダネ！」



太宰「おや、よく判ったね」




国木田は、敦の右手をつかみ、足をはらう。


そして手を押さえたまま床に叩きつけた。




師星「ワァ、想像以上に綺麗、ダネ！」




、

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