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Aはいつも、人が来ない場所を好んでひとりで昼を食べていた。
屋上へ出れば、容赦なく降り注いでくる痛いくらいの日光。眩しいと目を細めながらも、Aは日陰へ移動した。
「……」
はたと足を止める。なぜなら、そこには。
「……おー、奇遇じゃのう。柊？」
ひらひらと手を振る彼。Aは、表情ひとつ変えることなく、仁王と距離を置いて座った。
「……ちょうどよかった。ひとりで食べるのは嫌だったの。あなたがいると思ってきたのよ。」
「俺も、ここにおればお前さんが来ると思うてのう。」
「……」
「……」
すっかり慣れたやりとりに、すぐに言葉が切れる。弁当をもくもくとつつき出したAを、仁王はしばらくじっと見ていた。
「……柊。」
「何？」
「ひとつ聞きたいんじゃが。お前さん、なんでそうも自然と嘘をつくんじゃ？」
「……」
何故、突然それを聞いてきたのか。
意味のわからない問にしばしAは箸を止めたが、やがて弁当箱の上に箸を置いた。
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幻想曲(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！いえ、私の方こそ完結が遅くなり申し訳ありません……またよろしければ、書かせてください！ (2016年5月2日 2時) (
レス) id: 1deaa07922 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 完結おめでとうございます!幻想曲さんが書くと上手くまとめられていて、終わり方がすごく切なくて…主人公ひょっこり出てきてｗとか考えていました。最後まで切なくて可愛い仁王くんをありがとうございました!! (2016年5月1日 13時) (レス) id: 3c11bf9c37 (このIDを非表示/違反報告)
幻想曲(プロフ) - 菫-sumire-さん» うわああありがとうございます！現在忙しくて亀更新ですが応援していただけると嬉しいです！！！ (2016年4月13日 1時) (レス) id: 1deaa07922 (このIDを非表示/違反報告)
菫-sumire-(プロフ) - なんかもう、語彙力の関係でうまく言葉にすることは出来ませんがこの時点で全体的に素敵ですね！！(精一杯)更新応援しています。 (2016年4月11日 19時) (レス) id: dbfe85220f (このIDを非表示/違反報告)
鳴菜瀬(プロフ) - 幻想曲さん» 幻想曲ちゃんの作品が更新された時は言葉に出来ないくらい嬉しいｗｗｗ (2016年3月27日 18時) (レス) id: 75733470f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幻想曲 | 作者ホームページ：http://uranai.amanoboru
作成日時：2016年3月26日 23時
