#070 ページ7
Aがいる部屋に、一人で向かった。
途中、引き返そうかと思った。オレが行くべきなのか…と。
Aがどう思うか知らないが、迷った挙句に
会いに行くことにした。
…どうせ、寝てるだろう。
起きて、元気にオレに話しかけてほしい。
本心とは真逆のことを考えながら、部屋に入った。
_____その空間は、時が止まったようだった。
「A…?」
愛しい人の名を呼んでも…
………答えてくれない。
安らかな、綺麗な寝顔は…何も知らない天使のようだ。
「ごめんね…。」
ずっと、自信がなかったんだ…。
Aが自分を好きだという確信がなかった。
「…もし、Aがさ…
オレのことを許してくれるなら…しっかりやり直そう?」
Aの手をぎゅっと握りながら…一言一言を紡ぐ。
「…Aを、幸せにできるように頑張るから…!目を開けてくれ…!」
及川の叫びは…
Aの元に届いたのか…??
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届いた→本命、落ち。
届かない→???
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作者名:色葉怜 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2015年3月17日 23時