【黒尾鉄朗】争奪戦。ーLAST STAGEー【及川徹】 (ページ2)

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#065 α×Ω+α ページ2

黒尾に連れられて、練習場へ。

そして、そのまま黒尾は練習に戻り
Aは二階の観覧席に向かった。

「あ！ナイスタイミング！」

「遅れてすいません…教授。」

「いーのいーの。Aさん、今からの試合
録画してよ。ハイ、これ。」

教授から渡された、小型のカメラ。

「牛島VS及川、高校以来の因縁の戦いらしいからね。楽しみだよ。」

______牛島VS及川…？？

______及川くん

下を覗くと、ウォーミングアップ中の”彼”がいる。

…見たくない。見たくない。見たくない。
…見たくない。見たくない。見たくない。

貴方は、私を否定した。必要としてない。
実は嫌いなんでしょう？…本当は本当は、番になんてなりたくなかったんでしょう？

「大丈夫ですか？Aさん。」

「は、はい！？…すいません。ぼーっとしちゃって。」

もしかして疲れているのかな…？
教授はAを心配した。

そして、試合が始まる。

_____________________________________

日本代表選手を含んだチームと、及川徹を筆頭としたチーム。

その時の私に、チームメンバーの情報など入って来なかった。

「……」

カメラの小型画面が揺れている。

いや、違う…

___________痙攣。

「…！大丈夫か！？」

教授が駆け寄ってくる。

しかし、その前にAは倒れた。

______そこで、記憶は途切れた。