#023.?×α ページ24
A few days later…
「AA‼︎」
「…何でしょう?」
年下っぽい女に、突然フルネームで名を呼ばれる。
そして、ズカズカと歩き、私の胸倉を掴んで宣戦布告をした。
「徹の運命の相手だそうですけど…本当の運命の相手はアタシですから…」
「あ…そう。」
どうやら、及川くんの女性遍歴は想像以上のものらしい…
この女の子…、かわいい。
けれど…鼻筋が…整形らしい。
「田畑 希良梨よ…二年の文学部です。
_________よろしくね?」
敬語とタメ口を混ぜた独特の話し方をする女。
「キミ、及川くんの彼女?」
「”元”彼女よ。」
自信満々に言い放つ。
_________『オレ…女の子の方からのキスされたの初めてなんだけど…。』____________
確か、及川くんはそんなことを言っていた気がする。
そうか。この子は及川くんの元彼女なんだし…
私が助ける必要はないかも…
でも…
この子にも、Ωだってことを隠していたら…?
及川くんを助けられるのは…
「キミもさ、及川くんばっかりじゃなくて…
たまには自分からいけば?…意気地なし。」
「なっ…‼︎何がよ⁉︎何がいくのよ⁉︎」
「さぁ…?後は自分で考えなよ。」
キーキー喚く、田畑 希良梨を置いて
足早にその場所を去った。
授業があるからだ。
けど、行ってみれば…
「あれ?黒尾は?」
黒尾の姿がない…
「黒尾は休みだってよー。風邪でも引いたらしい。」
眼鏡くんがそう、報告してきた。
いつも馴れ馴れしく話しかけてくる奴がいない…。
なんか…淋しいな。
授業終わったら…
お見舞いにでも行こっかな…。
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色葉怜(プロフ) - ラズベリーさん» ありがとうございます! (2014年12月23日 8時) (レス) id: 102c46b730 (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリー - 続き気になります!頑張ってください。応援してます。 (2014年12月22日 20時) (レス) id: 8ca5c1fefd (このIDを非表示/違反報告)
色葉怜(プロフ) - 水月さん» ありがとうございます! (2014年12月21日 21時) (レス) id: 102c46b730 (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - 面白いです!更新がんばってください! (2014年12月21日 20時) (レス) id: df3164a886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色葉怜 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2014年12月7日 22時