次に ページ26
.
『ミラー・アヴ・トゥルース____
(真実の鏡)
これを使うと生き物の全てを知ることができる。
相手の未来や過去、今考えていること...
“その真実”は全てアタシの頭の中に入ってくる』
ユウ「す、凄い魔法だ...」
『でも“何か知る”のってのは、あまり良いことばかりじゃないよ...』
ﾘﾘｱ「...確かに、知らぬが仏じゃの」
リリア先輩とA先輩は目が曇った。
ｱｽﾞｰﾙ「どうしてそう思うんですか?私たちオクタヴィネルにとっては得しかありませんが」
『そんなことない!!』
皆「!?」
ﾘﾘﾀ「落ち着け、A...」
『誰かの秘密や過去を“知ってしまった時に後悔する”
ことが絶対にあるはず...
知らなきゃよかったって』
『アタシはあるよ。自分の未来も見たことがあるし、
もしかしたらこの先皆んなも_________』
ユウ「皆んな、も?」
『.........いや.......なんでもない』
Aside
寮にそろそろ戻らなければと皆んなは帰って行き、アタシとリリア先輩も寮へ戻った。
その途中、何も話さなかった。
『あっ....』
窓の外を見ると日が沈みかけていた。
こんなにも時間が早く流れるのは久々な気がした。
ﾘﾘｱ「お主の部屋は久しぶりじゃの。早くベッドに入って疲れをとるんじゃぞ...」
『...』
ﾘﾘｱ「何か言えぬことがあるのだろ...」
『はい....言いたいことがたくさんあります。ずっと、ずっとリドルたちにも隠して....きました』
ﾘﾘｱ「あのユニーク魔法のことじゃな」
『アタシあの時、少しだけ使ったんです....興味本位で。大分使っていなかったし、まさかオーバーブロットした後に“あんな魔法”が使えるなんて思ってもなかった。』
ﾘﾘｱ「ワシには話せるか...?」
黙って頷き、話を進めた。
『見えたんです、「未来」が________』
ﾘﾘｱ「...」
『アタシはあの時、その場にいた全員を直視し、魔法を使いました。
“________鏡よ鏡、教えておくれ
この者たちの全てを____
この先の、未来を”
そう言うと、頭の中に“鏡に訊いた答え”が流れてくるんです。
“次の者は、百獣の王________
その次の者は、海の魔女________”
詳しいこと、ずっとこの先の未来は教えてはくれなかった。というよりも、頭に流れてこなかった....
先輩も薄々気付いていると思いますが、
“次の者”と言う言葉で、アタシは何が起きるのか大体予想はついています』
「『次にオーバーブロットするのはサバナクローの
“百獣の王”だ...／じゃな...」』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 114人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリィ - 把握です！ (2020年11月29日 14時) (
レス) id: 36b39b29b1 (このIDを非表示/違反報告)
コーラ - 後編のリンクがはれないので、後編はディアソムニアのカラスIIと検索すればでます^^; (2020年11月28日 14時) (レス) id: 5a7c7e79e0 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - とっっっっっっても面白かったです！お忙しいと思いますが更新頑張って下さい！！ (2020年11月26日 16時) (レス) id: 36b39b29b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩ｷｬﾗﾒﾙ | 作成日時：2020年8月24日 22時
