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母「全部５０点・６０点じゃん!なんでもっと勉強しなかったの!?お兄ちゃんはいっつも１００点か９０点なのに。お兄ちゃんに教えてもらって!」
『うん...』
アタシは要領が悪かった....
バレエや勉強、遊びを掛け持ちして出来るなんてとても自分には出来ない
それは母譲りの頭だったから。
母さんはいつもスマホで、
母「ねぇ、このストレッチの方が効果的じゃない?このバレリーナも毎日やってるってよ?あとこの勉強方は、大学の教授も認めるほどなんだって」
『そうなんだ』
ネットで情報を漁っては、遠回しにアタシにそれを実行しろと行ってきた。
母「Aもやってみれば?」
『うん...やってみようかな』
ここまでなら、私は耐えられたかもしれない。
ずっと我慢できたんだし。
母「ねぇA。クロエちゃんって、バレエ教室行く時、走って来てるんだって。Aも行く前に少し運動しなよ」
『え...(でも、アタシその前に少し睡眠とっておかないと眠くなっちゃう...ただでさえバレエで夜遅く帰ってくるのに...テスト勉強もしないとまた二十位以内に入れないよ)』
母「まっ、クロエだから出来ることか」
『....』
母「ねぇ、クロエちゃんたちと話してなかったけど、仲悪くなったの?」
『え?いや、仲良いけど?最近別の教室の子と話してるだけだけど?』
母「そうなんだ。クロエとは仲悪いんだね」
は?
『え?いやだから別に仲悪いってわけじゃないけど』
母「その別の教室の子って、クロエとAくらいバレエ上手なの?」
『え....あの子たちだって実力はあるよ?』
母「へぇ....」
挙げ句の果て、アタシの友人にまで文句を言い出した
勉強が出来なきゃ叩かれる。
罵詈雑言を長々と.....
寝る間を惜しんで勉強し、テストで良い点を出せば何もされずに、また笑顔の母さんに戻る。
自分は怒られることが怖かった＿
エレメンタリースクールの時は習い事と勉強に両立するのに必死で疲労が溜まり、ストレスでどうにかなりそうだった。
流行りの歌や曲も、服も分からない。
だから、友達の話についていけなかった
栄養が足りず、“結果”がとても怖くてすぐに吐いたりした。
体重計に乗るのが大嫌いで、何回かネジを取ったり体重計を床に落として壊したりもした。
朝は１００カロリーのヨーグルトだけ
お昼は少量の野菜。
夜は何も食べずにまた朝を迎える。
お腹が空いて何も考えられない。
お腹空いて寝られない夜は、ベットの中で静かに朝を
待った。
毎晩、朝が待ち遠しかった。
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リリィ - 把握です！ (2020年11月29日 14時) (
レス) id: 36b39b29b1 (このIDを非表示/違反報告)
コーラ - 後編のリンクがはれないので、後編はディアソムニアのカラスIIと検索すればでます^^; (2020年11月28日 14時) (レス) id: 5a7c7e79e0 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - とっっっっっっても面白かったです！お忙しいと思いますが更新頑張って下さい！！ (2020年11月26日 16時) (レス) id: 36b39b29b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩ｷｬﾗﾒﾙ | 作成日時：2020年8月24日 22時
