【鬼滅の刃】烏口で大正を彩る (ページ46)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:38,814 hit

夜の試験ページ46

・

烏は集団で行動する習性がある。

烏野山では入隊試験が行われていた。

獣道を走り、獲物を見つける。

『見つけた、南南東ー南南東に縁、木下、成田発見っ！』

伝令役は声を張るのも大切な役割だ。

すぐさま翔陽達は陣形を取りあっという間に縁さん達を捕まえて見せた。

私は周りがよく見える一番高い木の上で目を凝らした。

烏野山に来てから何故か遠くのものがよく見えるようになった。

ある時夕さんに目の色が変わっている事を指摘され医者になんて騒がれた時に丁度通りかかった縁さんに見せた所烏の加護がついていると言われた。

縁さんは陰陽師の端くれらしくそういうのに長けているんだとか。

烏野山にも縁さんの結界が貼ってあって鳥居の横にいる烏の陣形によって結界が変わるとか普段の人や鬼には絶対に見つからないと話してくれたときがある。

だから夜でも鬼は入ってこれないし安心して試験が実行されるのだ。