身に染みてきている感覚 ページ45
夕さんとの修行は過酷なものだ。
烏野山を上ったり降りたり、これで基礎体力を徐々に上げていく。
基礎体力がついてきたら脚力を鍛えるため罠だらけの山に入り獣道を駆けながら罠を避ける。
避けられるようになったら次は目隠しして同じことの繰り返し。これがきついし痛い。
アザや怪我なんて当たり前。でも休むときは休む。無理は絶対にするなといい聞かせられた。
『うわっ』
今は木から木に跳び移る練習。これが凄く難しい。落ちればただの怪我ではすまされないから。
夕「大丈夫、落ちたら俺が拾ってやっから安心して落ちろ!」
滑ったら夕さんが拾ってくれるけど実戦になったらそうもいかない。だからここはかなりの集中力を使う。
そんな事をやって半年がたとうとしたときには教えて貰ったことが当たり前のようにこなせていた。
日「ホアチャァァァ!!」
影「オリャァァァ!!」
月「山口、そっち!」
山「任せてツッキー!」
翔陽達は基本連携攻撃だから最近は集まって鍛練してるらしい。
そしてついにこの時が訪れた。
烏「お前らよくここまで頑張ったな」
今の烏野山を取り仕切る烏養さんからお褒めの言葉を口に出した。
今日は烏野に入る…入隊する試験の日だった。
武「それでは説明を始めます。君達にはある試練を遂行してもらいます。ここにいる烏野隊士達を捕まえることつまりは鬼ごっこです」
武田先生が説明を終えると腕を下ろした。
武「時刻は日出まで開始します!」
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作者名:御前葵 | 作成日時:2019年12月14日 18時