全員バッキバッキにお〜れ ページ44
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夕「ここまでだ どうだミヤ」
『…』
待って、本当に待って。脚の筋がちぎれそうだ。
夕「ハハッバキバキだなミヤ。でもよぉ初っぱなからこれだけやったんだ明日も頑張るぞ!」
『嘘だろ…』
夕「おっ味噌汁の匂いがしてきた!速く来いよー」
あれだけ走ってどんだけ元気なんだ夕さん。
脚がビリビリに痺れる、でも歩かなきゃ…
そこら辺にあった木を杖変わりにしてやっと屋敷についたとき前の方にフラフラしている翔陽を見つけた。
『翔陽』
日「…あ、A」
顔真っ白に頬が痩せこけている翔陽が振り返った。思わず杖を落としてしまう。
『何その顔』
日「お、思ったより過酷だった…」
何でも大吉さんが今までにないくらいスパルタだったらしい。
こちとら笑顔で無茶振りさせられたけどな。
『月島達は?』
日「もう部屋に戻ってる。でも夕食だから大部屋にいるかも」
『そっか』
その時、地から這いずった声が聞こえてきた。多分、真横の部屋からだ。
さっきからボゲェ…ボゲェ…って聞こえてくる。
『開けるよ』
日「お、おう」
襖の戸に手をかけゆっくりと開いた先には…
「ボゲェ…」←
「『ひぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!』」
這いずいている影山と後ろに何故か顔が真っ赤の菅さんが黒い笑顔で鉄バッドを握りしめていた。
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作者名:御前葵 | 作成日時:2019年12月14日 18時