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この世界で怪我をすると言うことは ページ39
なんだか烏が騒いでいた。
ここ烏野山ではその名の通り烏が集まるのでそう呼ばれるようになっただとか。
夕「なんだぁ？烏達が騒いでやがる…」
『本当ですね…何かあったんでしょうか』
その時ﾋﾟﾝｯと屋敷に誰かが入ってきた感覚がして夕さんの方を向くと一緒に鳥居の方に歩いていくが鉄のような匂いがしてきた。
夕「！おいっ竜どうした」
竜「大変だ大吉さんが怪我した」
夕「大吉さんが…？嘘だろ」
竜「今、潔子さん呼んだから夕、お前大吉さんを運ぶの手伝ってくれ」
夕「わかった…ミヤすまねぇ縁の手伝いしててくれ」
バタバタと二人揃っていってしまった。
山「ミヤ…何があったの」
『わからない でも大吉さんが怪我したって』
縁「あっいたお前ら少し手伝ってくれ」
山「わかりました 行こう」
『…うん』
不気味と思うほど烏があちこちで騒いでいた。
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作者名：御前葵 | 作成日時：2019年12月14日 18時
