見たこともない世界 ページ4
影山side
目が覚めたら俺は地面に倒れていた。
「何処だよここ…」
周りを見ると路地裏みたいな所で辺りはゴミが散らばっていて烏がつついていた。
「いってぇ！つつくなボゲｪ！」
「カァァァァ！」
つーか本当に何処だよ、ここ。
俺はさっきまで体育館でバレーをしてた筈なんだ。目眩がして気づいたらここにいた。
「なんだよ、これ」
路地裏から出ると着物を着た人や髪型がよく教科書とかで見たような感じの人だらけだった
俺はすぐさまさっきいた場所に戻って頭を抱えた。
日向は？大地さんは？スガさん田中さんは？
「…おい貴様こんな所でなにをしている」
「は、なんだお前」
振り替えると袴？を着た奴が立っていた。
「なにをしていると聞いている」
「…ここはどこだﾎﾞｹｪ」
精一杯出た声がこれだった。
「どうしたのですか愈史朗」
「！珠世様」
ゆしろう？と呼ばれた奴の後ろから出てきたのは女の人だった。
「まぁ、こんな所にいては風邪を引いてしまいますよ。よろしかったら私達の屋敷に向かいましょうか」
手を差し伸ばされ無意識に手を取っていた俺に突き刺さるゆしろうの視線に名前を聞かれた。
「ごめんなさい、私は珠世 あの子が愈史朗です あなたのお名前を聞いてもよろしいでしょうか」
さっきの愈史朗とは違い優しい声になんだか安心感を覚えた。
「影山飛雄っす」
「飛雄さんですね では行きましょうか」
珠世さんの手は異様に冷たかった＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：御前葵 | 作成日時：2019年12月14日 18時
