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冷や汗が頬を伝う ページ18
その時、襖が開きA、と春子さんに呼ばれた。
春「ここを出ていってしまうの?」
『えっと…それは』
見たことのない春子さんの表情に一瞬たじろいだ。
『どこから聞いていたの』
春「ここを出るって…貴方、帰る場所がないんじゃなかったかしら」
うぐっ…確かに言ったような言わなかったような
いや、言ったな。うん。
『ないけど…』
春「ならここに居なさい」
ピシャリと言われもうこれ以上話はないと言うように春子さんは居間から出ていった。
『…どうしよう』
「カァァ…」
次の日。
『春子さん』
春「なぁに?」
洗濯物を干していた春子さんに話しかけると何時ものように返事をした。
『…あの』
この人は相手の目を見て来るもんだからなかなか話に入るのに躊躇ってしまう。
『昨日の事なんだけど』
春「駄目よ(スパァン」
『うっ』
ズバッと言われて片膝をついて踞った。
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作者名:御前葵 | 作成日時:2019年12月14日 18時