目が覚めた先は ページ1
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目が覚めたとき、何処かの和室に寝かされていて声は出なかったが正直びびった。
さっきまで体育館にいて、何時ものようにバレーをしていた筈なのに何故こんなところにいるのかと一瞬誘拐の文字が脳内をかけたその時背後から声がした。
「貴様、どうやってこの屋敷に入ったのだ」
『え』
何この人。いつの間に?いやいやさっきまでいなかった筈
「聞いているのか小娘。どうやって屋敷に入ったと聞いている」
その人は黒い髪に赤い目をしていた。
しかも爪が異様に長いし殺気立っている。
『わ、からない』
「わからないだと?」
赤い目を細めたその人は私の腕を思いっきり掴み引き寄せられた。
ギリギリと腕が悲鳴を上げて思わず顔をしかめてしまうのはしょうがないだろう。
上から爪先まで見据えられ冷や汗が頬を伝うのがわかった。早く離してほしい。
それからは無言で腕を上に上げられまじまじと見て腕を離された。
「小娘、名をなんという」
『宮本、A』
「Aか お前に興味がある、暫く私の元に置いておこう」
私の名は鬼舞辻無惨、鬼だ________
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作者名:御前葵 | 作成日時:2019年12月14日 18時