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「来い」
「…っ」
私は奴_隷商人に連れられ、壇上へと上る。周りには物珍しそうに私の事を足の爪先から頭のてっぺんまで吟味する男たちでいっぱい。その理由は分かってる。だって私は、
「世にも珍しい赤と黄色のオッドアイの子だよ〜！」
そう、私の瞳はオッドアイなのだ。私の家系ではオッドアイは珍しくないため普通だと思ってたがどうやら世間的には珍しいみたい。
「………」
男達は買いたい値段を言っていく。次のご主人様はどんな人なんだろうか。ある程度は耐えられるけど痛いことをする人だったら嫌だなとか考えてるとどうやら次のご主人様が決まったようだった。
「まさか貴方様のような人が…」
奴_隷商人がいつも以上にペコペコしてる。そんなに位が上の人なんだろうか。
「貴方は…」
「俺はこの国の第三王子のばぁう。よろしく」
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作者名：なゆた | 作成日時：2023年3月4日 21時
