7話です。 ページ8
アナウンスが、北川第一中のスターティングメンバーの名前をコールする。
『1番 夏澤A セッター。
2番 長森柚 ウィングスパイカー。
3番 大沢華蓮 ミドルブロッカー。
4番 春風七海 ミドルブロッカー。
5番 三雲沙南 ウィングスパイカー。
6番 桜木真澄 ウィングスパイカー。』
スターティングメンバーはこの6人ですが、
華蓮ちゃんか七海ちゃんが後衛に下がると、
7番のリベロ、小崎うみちゃんが入ってくる。
遂に決勝。これまで見たことのない風景に、緊張を覚える。
上を見ると、北川第一の応援団がいる。
あれっ？
あそこにいるのは、国見君と影山君…？
私が見ていることに気が付いたのか、二人がこっちを見て笑ってくれた。
きっとみんな、期待をしている。
その事実に喜びと嘆きの二つの感情が入り交じった。
「コイントス、北川第一中です。」
審判が、決定を促すように告げた。
ここは、リードを出来るように───────
「れ、レシーブでお願いします…。」
選択したのは、先に攻撃のチャンスが訪れる可能性が高い、レシーブ。
後衛でスタートの沙南ちゃんが、レシーブ上手いから、レシーブスタートでもokだ。
ピーッ！！
スタートの合図が鳴った。
『レシーブ1本！！』
応援団の声が聞こえてくる。
「ライトー！！！！ライト締めてー！」
「ナイスレシーブ！沙南ちゃん！」
白鳥沢のサーブを、沙南ちゃんが切った。
ここからセッター…私のところにくる。
「セッター！！」
よし。
一瞬、ミドルブロッカーの七海ちゃんがいる、ライトの方を見る。
次の瞬間。
私が上げたのは、柚ちゃんのところ。
柚ちゃんが跳んだのは─────────
『レフト』だ。
そう。
フェイントを使った。
当然、私が上げる方向に注意していた白鳥沢は、私の視線の方に付いている。
でも私が上げたのは、レフトにいる柚ちゃんの方。
ガラ空きだった白鳥沢のコートに、柚ちゃんのスパイクが入った。
「柚ちゃんナイスキー！！」
「柚先輩、ナイスキー！！」
『ナイスキィィィィィィィ！！！』
先制点────北川第一中。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
志夜(プロフ) - トワイライトさん» ありがとうございます！恐らくスガさんオチです。更新頑張ります(^o^)/ (2016年4月16日 17時) (
レス) id: 2d244dd09c (このIDを非表示/違反報告)
トワイライト - 菅さんオチはサイコー(人´∀`)♪これからも、更新がんば(*ゝω･*) (2016年4月15日 23時) (レス) id: 615f2327e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：志夜@ci-el x他1人 | 作成日時：2016年2月3日 4時
