30話です。 ページ34
さっきまで縁下さんにトスを上げていた私は、清水先輩とドリンクを作っています。
「えーと…大地先輩…旭先輩…孝ちゃんのボトルは…ありましたね。」い
「田中の、縁下の、成田と木下に…あ。」
二人でみんなのボトルを用意していると、清水先輩が声を上げました。
「…ど、どうしたんですか？清水先輩。」
少し慌て気味の清水先輩に尋ねると。
「Aちゃん…。西谷のボトル、部室に忘れちゃった…。」
西谷さんのボトル。大切ですよね…。
「わ、私取って来ます！」
そう言って、私は全速力で部室に走っていきました。
「はあっ、はあっ…。」
部室の前に着きました。
全速力で走ってきた私は過呼吸気味です。さっきまでバレーをしてたからかもです。
「ええと…西谷さんのボトルは…」
本気でどこにあるんですか？と言うか、どこに置いたんですか…。
部室を見渡すと…
「あ…ありました…。」
西谷さんのボトル発見です。
ただ、ただ…
なんでロッカーの上の棚にあるんですか…西谷さん…。
まあ、西谷さんに文句を言っても仕方ないですよね。
多分、大地先輩か孝ちゃん辺りがやったんでしょうか。
そんなことを思いながら、ボトルを取るために背伸びをしました。
取り始めてから15分くらい経ちましたも
って言うか、本当に高い…。
私がギリギリの背伸びです。西谷さんじゃ、取れないですよね。
あ、もう少しで届きそう…。
そう思ってジャンプしようとしました。
ジャンプのために軽く膝を伸ばし、跳ぼうとしたその瞬間。
ズキッ
立っていられないほどの激しい頭痛が私を襲いました。
耐えきれずにそのまま床に倒れこみます。
もうろうとした意識の中、浮かんできたのは月島先生の言葉。
────────これからは、激しい運動は控えてね。
────────まあ、自分の身体は管理できるか。Aちゃん、マネージャーだもんね。
私は、マネージャーなのに…
月島先生の言葉に耳を傾けずに、自分の身体の管理も出来ずに。
こんな私なんて…
意識を失う直前。
私が無意識に言った言葉は。
「マネージャー、失格ですね。」
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志夜(プロフ) - トワイライトさん» ありがとうございます！恐らくスガさんオチです。更新頑張ります(^o^)/ (2016年4月16日 17時) (
レス) id: 2d244dd09c (このIDを非表示/違反報告)
トワイライト - 菅さんオチはサイコー(人´∀`)♪これからも、更新がんば(*ゝω･*) (2016年4月15日 23時) (レス) id: 615f2327e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志夜@ci-el x他1人 | 作成日時：2016年2月3日 4時
