タイトル36 ページ35
ーー今日は春高予選初日
『すっげえな…』
『オーラが違うな…』
『あれU19ユースの…』
会場に着くと、俺らを見てヒソヒソ話す奴が結構いる
"絶対王者"
それが俺たち白鳥沢の異名
"白鳥沢"と書かれたジャージを纏い、
会場を歩けば一目置かせる存在
前回のIH予選の時に、その異名を聞いて『まじか』と思ったが
流石にそろそろ慣れてきた
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俺はあの日からずっとキツい練習をこなして来た
…自分でも自力が付いたのが分かる
天『ん?Aクン今日はいつもに増してヤル気だね〜』
大『はは、確かにな』
川『負けるなんてあり得ない』
五『俺らに勝てる奴いるのかよ!』
白『勝つ以外の選択肢はない』
牛『勝つぞ』
俺たちはコートに向かった
ーーーーーーーーーー
1回戦目 新井川高校
セットカウント2-0
1 25-6
2 25-10
2回戦目 白水館高校
セットカウント2-0
1 25-11
2 25-13
今日は2試合ともストレート勝ち
『「ありがとうございました!!」』
明日も2試合あるため、そのまま解散になるようだ
五『流石にストレート勝ちっつっても、2試合連続は少し疲れるな』
郡『そうだなー。でも明日も勝つ!』
天『やっぱAクンやる気満々!』
レシーブキレキレだったねーと続ける
郡『3年生の先輩方ともっとバレーしたいんで!』
天『可愛いこと言ってくれるね!Aクンは!』
そう言ってワシャワシャと頭を撫でられる
俺がわしゃわしゃされていると不意にぐいっと体を誰かに引っ張られた
……ん?
引っ張られた先は白布さん
白「天童さん、あんまりいじめてやらないでください」
俺の方には白布さんのジャージがふわっとかけられて、その上から白布さんに肩を抱かれている
天堂さんはごめんごめんーといい、三年生の輪に混ざりに去っていく
白「.....A?」
俺が顔を上げた先にはドアップの白布さん
整った顔が少し試合のせいで火照っていて…あぁイケメンだなあと男ながら見惚れていた
……なんだか鼓動が早い気がするのは試合のせい
郡「....ありがとうございます」
俺は赤くなってしまった顔が見られないように俯き、消え入りそうな声量でお礼をする
天童さんも先に行ったしもう離れるかなと思ったら、肩を抱いたまま控室まで歩き出す
なんだか照れてしまう
その姿を宮城テレビに放映されているとは知らずに
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すみぃ(プロフ) - 連載楽しみにしておりました!また最初から楽しませていただきます!! (2022年1月11日 14時) (レス) @page1 id: f77c46eafb (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - コクマ様、遅くなり申し訳ございません。〈こおり〉と読みます。 (2021年6月12日 9時) (レス) id: a2d198dce3 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 主人公の 郡ってなんで読むんですか? (2020年4月17日 23時) (レス) id: 08ac2e6bf8 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - roia様、ご指摘ありがとうございます!他にも多方面から修正依頼が来ているので、できるだけ早く対処したいと思います。申し訳ございません。これからもご愛読頂ければ幸いです。 (2020年4月6日 19時) (レス) id: 555e6baa9c (このIDを非表示/違反報告)
roia(プロフ) - バレーボールを床につく動作なのであれば「バウンドさせる」などの方が良いかと思われます。長文すみません… (2020年4月6日 15時) (レス) id: 45f2a26062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつめ | 作成日時:2018年8月17日 18時