【連載再開！】白布が溺愛する後輩クン 【男主】

タイトル15 ページ14

『あの校長は絶対ズラだ』

『学食のおばさんとあの新任教師絶対デキてる』

『この前川西さんがback number 大熱唱しながら帰ってた』


笑い話ばかりして、俺的にはめっちゃ面白かった

白布さんの笑ってる顔新鮮だし

そんなこんな話していると

俺はウトウトしてきた


白『この間さ、……A？』








白布side



他愛もない話をしているとAは寝息を立てて寝てしまった

元々コイツは横になって話していたから、そりゃ寝るよな

ちょうど布団の上で話していたため、移動させたりしなくてよかった。


Aとは最初に一悶着あって『生意気なやつ』

と思っていたが、実際話してみると全然違っていた

『周りに気を配れる優しいやつ』

『自分が強いからって誇示したりしない』

『裏表がなくて、しかも純粋』



Aはバレー部全員から評判がいい

さっきだって『かっこよくて、バレー上手くて』

と、俺に言ってきた





…実際のところ、Aはかなり顔立ちがいい

イケメンといえばイケメンだが、美人って感じ

笑うとその辺の一流女モデルよりも可愛い



かなりモテるし、告白もされているのに彼女がいたことは一度もないらしい


なぜか聞いたら『バレー以外眼中にない』らしい


なるほど。って思った





…俺も寝よう思って立ち上がろうとしたら

服の端を摘まれていることに気づいた

『起こしたくないな』

……嫌な意味ではなくて

そう思ってどうしようか悩んでいると

ぐいっ と服を引っ張られ腰に腕を回された



…コイツ起きてんのか？

と、顔を覗き込んでもやっぱり寝ていた

仕方ないからされるがまま状態


だが、横になっていると眠気が襲ってきて



ーーーー俺はそのまま眠りについてしまった

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