幻想郷から来た女の子は暗殺しています。 (ページ50)

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四十一話ページ50

目が覚めると

隣に早苗がいた。カエデも神崎さんも。

あーあー捕まっちゃたんだ…私…皆守るって言っときながら。

早苗「Aさん！目が覚めましたか！よかった。無事で。目が覚めなかったらどうしようと思ってました。」

A「心配かけてごめんね。」

「やっとお目覚めか。嬢ちゃん。」

A「あんただれ？」

リ「俺はリーダーのリュウキだ。」

A「…。」

リ「お前どっかで見たことあると思ったんだけど、これさお前だろ。去年の夏東京のゲーセン」

神崎さんに携帯の写真を見せてきた。

リ「目ぼしい女は報告する様にダチに言っててよ。

さらおうと計画してたんだか、見失っちまってた
訳。まさかあの名門中の生徒だったとはねー。

でも俺にはわかるぜ。毛並みのいい奴等ほど
どこかで台無しになりたがったんだ。

これから夜まで、台無しの先生が何から何まで教えてやるよ。」

カエデ「さっきの写真、真面目な神崎さんもああいう時期もあったんだね。ちょと意外。」

神崎「うん。うちは父が厳しくてね。いい学歴、
いい肩書きばかり求めてくるの。そんな肩書き生活から離れたくて、名門の制服も脱ぎたくて、知ってる人がいない場所で格好も変えて遊んでたの。バカだよね。遊んで得た肩書きはエンドのE組。もう自分の居場所がわからないよ。」

リ「俺らと仲間になりゃいーんだよ。俺らも肩書きとか死ねって主義でさ。エリートぶってる奴等を台無しにしてよ、なんつーか自然体に戻してやる？
みたいな。俺等そういうアソビ沢山して来たからよ。」

カエデ「さいってー(ボソッ」

このままだとカエデに怪我が！

A「ホント、あんた達。サイテーだよね。」
うざいくらい大きな声で言った。これなら、カエデに危害が行くこともないはず。

リ「あ？なんだと？」

A「え？聞こえなかったのー？耳腐ってるじゃない？サイテーだねって言ったんだよ！聞こえないの？」

ガシッ
首を絞められるA

A「っ！」

リ「何エリート気取りで、見下してんだ？お前もすぐに同レベルまで、墜してやんよ」

首から手が離れた。
A「一つお願いがある。カエデと神崎さんと早苗には手を出さないで。あんた達が言ってるアソビって奴もやる。だけど私以外には手を出さないで？」

リ「ああ、わかった。けどお前が逆らえばすぐに
手を出すからな。」

A「っ！…分かった。」
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切りが悪いですが、続編に行きます！