64話:ご対面。 ページ18
──── バァンッ
「…やっぱ撃たせてくれないよね〜」
心の中で軽い舌打ちをしてから呟く。
うーん…これでまぁ彼らは撤退するだろうし、元の目的である一つの城田真昼は助けた…。
なら御園を傷つけた件に関してはもう良いか…。
俺だって彼を心配はしているけれど仇を取る義理も無いしね。
「桜哉!!待てよっ…!!
本当はお前、俺を殺す気なんか…っ」
「桜…っ」
レタ…、綿貫桜哉は真昼くんにリストバンドを投げ返した。
そして案の定、彼らは去って行った。
……ん。
3…2…1…。
ドンッ ギィィィギギッ
フェンスをぶっ放して一台の車が真昼くんたちの前に止まった。
うん、丁度10分。
上出来上出来♪
「え、なっ、何?!」
「すげぇ、かっけぇこの車の登場！」
はーい
Aちゃんスルーの方向でー。
ほんっとシリアスな空気ぶち壊すよねー。
まぁ、そうでもしないと受け止められないからだろうけど…。
「…っで、アホ毛死んだんすか？」
「あ、御園のいる部屋まで案内してくれた人」
「…死んでたらこんな悠長にはしてられませんよ。あ、彼は御園の運転手さんです。
あの時の案内は丁度出来る人が彼しか居なかったもので頼みました。
…来てくださって助かりました。
早く御園を病院へ
さあ、真昼くんとAさんも早く」
「俺は…、大丈夫だから。
Aと…御園を早く…」
「あっ…、私も。大丈夫ですので。
御園を早く…大事になる前に…。」
大方真昼くんは責任を感じているからだろうね。
しかしAちゃんは何故…？
「……何故、行かない…」
「だっ…て、御園の怪我は俺のせいだ…っ
俺のために御園は、それでみんな…
あんな、心配して…
俺……どんな顔して一緒に行けば……」
「…そこの…女は」
「私…？んー…なんとなく、だよ。
深い理由はない。
強いて言うなら私も決して顔向けはできる立場じゃないから…真昼と一緒でどういう顔で行けばいいか…ね？」
─── Aちゃんの話が本当かは置いておいて。
「君たちが責任を感じることじゃないよ
自分のする事にはすべて
有栖院 御園もそのくらいは分かって行動したでしょ。
──── 初めまして少年。
先日ぶり、お嬢さん。
こいつが嫉妬の
【
そして俺が ────」
「あー！謎の変人!!!」
─── 「誤解される言い方やめて?!」
本当、調子狂うなぁ?!
65話:再度変人が現れた→←63話:SERVAMPの欲するもの=血=飲むものは主人の意志
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枯凪 - とっても面白いです！更新楽しみにしてますね！ (2016年10月13日 13時) (
レス) id: bf8993edc1 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 空松(プロフ) - 詠斗さん» ありがとうございます！応援も嬉しいです！更新頑張りますっ！ (2016年10月4日 21時) (レス) id: 968c8c0988 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 空松(プロフ) - 優さん» 更新頑張りますっ!! (2016年10月4日 21時) (レス) id: 968c8c0988 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 空松(プロフ) - 猫耳さん» ありがとうございます！更新は本当に浮かび次第ほいほいほいっと書いてぽちっ☆になってるので更新量が激しいですが頑張ります！ (2016年10月4日 21時) (レス) id: 968c8c0988 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 空松(プロフ) - ロウレスちゃんでーーす！！さん» ありがとうございます！相変わらずの大量更新か亀更新ですが頑張ります！ (2016年10月4日 21時) (レス) id: 968c8c0988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月宮 空松 | 作成日時：2016年10月1日 13時
