6話:浮かれちゃダメだった。浮かれたら天罰が下った、そうだそうに違いない ページ7
──── ふはははっ
今日はバイトのシフトないぜ？
よっしゃ！
ふぅ↑
……などと思って喜んではしゃいでいた私を誰か殴ってはくれないだろうか。
「さァさァ喝采をォ!!」
どうしよう。
目の前にめっちゃわけのわからんハイテンションのシルクハットがいる。
最近私の目の前に現れる人は精神科に連れて行ってあげなきゃいけない人ばかりの様だ。
全く、今日は朝の学校から散々だ ───。
──── 「吸血鬼?!」
「そう！吸血鬼！最近この辺りに出るらしくてさ〜」
とある普通の高校。
そこに私は通っている。
私の周りには現在、男友達の城田真昼。
それと真昼の友達の龍征と虎雪、
─── 事の話の発端の綿貫桜哉が居る。
中でも城田真昼は女子力の高い家事全般が得意な主夫であり、今日決められた文化祭の係り決めも一人で背負いこんでしまったお人好し。
そしてそんな真昼の幼馴染の綿貫桜哉。
彼は基本的に噂話が大好きであり、
ネタをすぐに見つけては私たちに話してお決まりのセリフを言うのだ。
「さぁーて、今の話はどこまでが嘘でしょーかっ。…いでっ！」
桜哉のその言葉にすかさず真昼が桜哉を引っ叩いた。
「言うと思ったよ！」などと真昼は言って桜哉たちと話し込んでしまった。
そう、桜哉の噂話は大抵嘘っぱちが多いのだ。
だから周りは皆本気になどしない。
狼少年になるのではないか、と私は最近不安だ。
そして更に私はふと、思う。
昨日の和服美人も言ってたことなんだが？
桜哉、君大丈夫かい？
今を生きる人間様だよな？
──── まさか、
学校の友達にまで精神科に誘わなければならなくなるとは……。
「桜哉。私とこれから病院いこっか」
「え」
「大丈夫。行く病院は、精神科 ──」
「それ全然大丈夫じゃねぇよ!!」
そんなこんなのネタをやって私たちは別れた。
虎雪に誘われたカラオケに行く約束をして…。
そう、まさか
この後に
まさか
ピンクのポニテでテンションがヤバくて剣を振り回している変人に出会うなど
──── 誰も予想できなかったのだから。
7話:それは珍しい光景である by学生→←5話:面白くない話は面白くないどうのこうのよりも和服美人のことを本当に心配しなければならない内容であった。
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令和おばさん - って言ってましたね、失礼しました (2019年7月5日 8時) (
レス) id: e35bf259f9 (このIDを非表示/違反報告)
令和おばさん - 突然失礼します！八方美人とは、誰にでも良い顔をするような人のことを言うのであまり良い意味ではありませんよ.....！ (2019年7月2日 19時) (レス) id: e35bf259f9 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 空松(プロフ) - きな粉もちさん» いえいえ。33話ですね、畏まりました。一人からでも意見がもらえるのは嬉しいことです。寧ろありがとうございます。こちらとしてもそういった声を頂いて見やすく改善していきたいので自分を責めないでください。貴重なご意見本当にありがとうございます (2017年1月26日 17時) (レス) id: 968c8c0988 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - 33、あたりでしょうか。ですが本当に一人の意見なので聞き入れてもらわなくて大丈夫ですよ？何も考えずにコメントしたことを深く反省しております。申し訳ございません。 (2017年1月26日 13時) (レス) id: 6d39800d09 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 空松(プロフ) - きな粉もちさん» 連続ですみません。因みに、何話あたりの挿絵から見にくくなっているでしょうか…？ (2017年1月25日 22時) (レス) id: 968c8c0988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月宮 空松 | 作成日時：2016年9月25日 19時
