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「…で、結局別れちゃった。先輩と。」
シルクは、相槌を打ちながら、私の話を聞いてくれた。
(本当にちゃんと聞いていたかは微妙である。)
シ「でも、最近うまくいってなかったんだろ？
ならよかったんじゃね？」
「いやいや、そういう問題じゃないでしょ…」
あまりにあっさりしているシルクの返事に、思わず呆れる。
実際、うまくいっていなかったのは本当なんだけど…
「まあでも、別れたいのに無理やり付き合ってもらうのも、申し訳ないしね」
嘘だ、そんなこと思っていない。
「結局、遠距離なんて、私には向いてなかったんだよ。」
嘘だ。遠距離でも大丈夫って言ったのは、先輩だった。
「これでよかったんだよ、ふってくれてありがとうって感じ？」
そんなことも思ってない。
別れることだけは、いつも考えたくなかった。
今日だって、会えることを本当は楽しみにしていた。
久しぶりの先輩。
私の、大好きな人。
今日だって、会ったら笑って、抱きしめてくれるものだと思っていた。
でも、違ったな。
先輩の顔はずっとひきつっていたし、
目だってろくに合わせてくれなかった。
思い出せば思い出すほど、泣きそうになる。
なんだよ、涙なんて引っ込んでったんじゃなかったのかよ。
「なんか、バカみたいだね…はは、」
泣きそうな私からは、
思ってもない空っぽの言葉と、乾いた笑い声しか出てこない。
滑稽でしょ？シルク。
嘘しかつけなくて、強がってばかりの私を、笑ってよ。
「先輩となんか、付き合わなかったら…
シ「ふざけんな、本当にそんなこと思ってんのかよ。」
「え」
耳に突き刺さる、少し怒ったようなシルクの声。
何よ、なんでアンタが怒るの。
そうは思っても、何も言い返せない私は、
ただ涙を我慢することしかできない。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
電話シーン長くね？と思ったそこのあなた！
すみません。(笑)
一応、電話仲という設定なんで、電話シーンが大事になっております。
ちょこちょこ更新するので、暖かく見守っていただきたいです。
これからも、よろしくお願いいたします。
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海潤(プロフ) - 、さん» 忘れていました、丁寧に指示してくださりありがとうございます。 (2018年3月12日 11時) (
レス) id: 79211b24ba (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月12日 6時) (レス) id: f516500983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海潤 | 作成日時：2018年3月11日 23時
