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#1 ページ3

結局すぐに帰ることが、なんとなくできなくて。

歩いて行ける距離にあるファストフード店に、1人で入ることにした。



いつも食べている大好きなハンバーガーも、なんとなく味がしなかった。



親にはなんとなく言いづらいから、言わなくてもいっか。

でも、明日学校でみんなになんて説明しよう。



頭の中で、ぐるぐると回る思考回路。

本当はてらぴーとマサイには一番に伝えなきゃいけないと思うけど、


あの2人には、直接聞いてもらいたい。

だから、今メールするのはやめておこう。




「このまま明日まで誰にも言わないのはなあ。」



自然と、そんな独り言が出た。


だれかに、聞いてもらうだけでいい。




同意なんて、別に求めてない。




ただ、ついさっきのショッキングな出来事を、まだ受け入れられてないだけ。





別れた事実が、徐々に現実味を帯びていくことを、私はまだ知らない。






食べ終わって、30分くらいたったかな。

まだ帰りたくないけど、お金もそんなないしなあ。





ふと、思いつく。


この状況でも、同情なしに話を聞いてくれる人。


あいつしかいないな。





『To,シルクロード

  今日電話できる?22時くらいからどう?』




こいつ、シルクロード。

よく電話する、本当に。



お互いに暇なことはもちろん、なんとなくだけど、

私とあいつは似ている気がする。



…こんなこと言ったら怒られるな、やめておこう。





ヴーッ、ヴーッ


携帯が鳴る。


『承知。』




「短っ」



思わず声に出してしまった。




けど、ほんの少しだけ、心持ちが軽い。




きっと今、私の表情も柔らかいだろう。





〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

オリジナルフラグ、外すの忘れてました。
申し訳ございません。

今後とも、海潤の小説をよろしくおねがいします。
 

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作品ジャンル:恋愛
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海潤(プロフ) - 、さん» 忘れていました、丁寧に指示してくださりありがとうございます。 (2018年3月12日 11時) (レス) id: 79211b24ba (このIDを非表示/違反報告)
- 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月12日 6時) (レス) id: f516500983 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海潤 | 作成日時:2018年3月11日 23時

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