Episode 108 ページ9
「浮気じゃないと弁解をするってことは、浮気になるようなことをしたってことだな……。」
『あ"ッ…えっと…ち…ちが……ッ』
「はぁー。何されたんだ。怒らないから言ってみろ…
隠し事される方が逆に嫌だ。」
『あ…そう…だよね。ごめんね。
えっと…ジンが部屋の前まで送ってくれたんだけど…』
その言葉に前からピシッ!!と音が聞こえたが顔を引きつかせながら私は聞こえないふりをする
『蓮を抱っこしていて、荷物を運んだ後すぐ出て行こうとしたんだけど、出る前に……キスを……』
ブチッ!!
零くんから尋常じゃない音が聞こえたかと思うと、グイッ!!と思いっきり腰を引かれ、顎を持ち上げられたかと思うと唇に柔らかい感触が伝わる
『〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!///』
「……んッ…」
柔らかかった感触は途端にぬるりとした感覚に変わり零くんによって口がこじ開けられるように舌が自分の口の中に入ってくるのがわかった
『んんッ!!// あ…ッんんッ…は……ぁ///』
「ん……ッ//」
ゾワゾワとした感覚が胸から腰へと伝って降りていく
どんどん足に力が入らなくなっていくのがわかった瞬間、私の膝はガクンッ!と崩れ落ちる
「おっと……ッ」
『ハァハァハァッ…/// あ……ッ う……ッ』
咄嗟に腰を抱きとめてくれた零くんの大きな手
抱き寄せられ、零くんの胸で酸素を目一杯肺に入れるため、肩で息をしている情けない私
「フッ……腰砕けたか?」
『う"〜〜ッ バカァ〜ッ!!!////』
顔を真っ赤にして自分の推しに"バカ"なんて口を聞くのはどうかと思ったが、さすが恥ずかしいのと生まれて初めてキスだけで腰を砕けさせられたことに羞恥心が耐えられず咄嗟に出たのがその言葉だった
(もう少し、可愛いこと言えるだろうよ…私〜ッ///)
しかし、零くんは「ハハッ//」と、とっても可愛らしい笑顔を浮かべ満足そうに笑っていた
「ジンより良かったか?
これに懲りたら、もう隙なんて見せるんじゃないぞ?」
『へッ………? ジンよりって?』
「??……ジンにキス、されたんだろ?」
そんな零くんの言葉に私はぱちぱちと数回瞬きを繰り返す
『ジンにキスされたのはおでこだよ?」
「は?」
『え?』
「おでこ?」
『うんッ』
その途端、ガバッ!!と強く抱きしめられたかと思うとへにゃへにゃと足に力の入らない私も一緒に床に座り込んでしまう
『れ、零くん?大丈夫?』
『零く……』と体を話し顔を見ようとすると、「見ないでくれッ…!!///」と目を彼の掌で隠された
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RINA(プロフ) - きつねさん» いやー!!♡ありがとうございます!!もっとギュンギュンしてもらえるような零くんを書けるよう頑張ります!! (2022年5月13日 8時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - 最初からずっとギュンギュンドキドキしっぱなしで楽しませてもらってます!!更新頑張ってください! (2022年5月11日 20時) (レス) @page13 id: bdb432d7be (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - komoさん» ありがとうございます!!♡めちゃくちゃコメント励みになります!!頑張ります!! (2022年5月5日 12時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
komo - 初めまして!話の内容がめっちゃ面白くて全部見てしまいました。これからも更新頑張って下さい! (2022年5月5日 12時) (レス) @page11 id: 43177bfd77 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - ヨシノさん» うわぁあぁ!!ありがとうございます!!もっと主人公にメロメロな降谷さんも描こうと思ってるので、キャラ崩壊するかもしれませんが書いていきたいと思います!!♡ (2022年5月2日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2022年4月7日 16時