Episode 105 ページ6
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笑われた恥ずかしさで、カァッ///と顔が赤くなり、張り付いていた窓からは思わず手を離し、おとなしく座席に座った
「もう、見んのはしめーか?」
『だって……//ジンさんが笑うんだもん。』
「フッ…」
私がボソリと呟くと、ウィーンと私の座っている側の窓が静かに開いた
「静かだと、気が散る
もう笑わねーから、見てろ。」
『……は、はいッ』
思わず、目をパチパチと瞬かせ、ジンさんなりの笑ったことへの謝罪なのかはわからないけどアニメの中で見てきたジンさんらしからぬ優しい言葉に私の頬は終始緩みっぱなしだった
明けられた窓からは6月下旬という季節に合わせたちょうどいい涼しい風が私の頬をすり抜ける
窓から覗く景色はキラキラと夜の米花町を照らし、私の瞳の奥をかけていくようだった
外を眺めていると景色が自分のマンション付近の近くになっているのがわかった
なんの、間違えも無しに真っ直ぐ私のマンションの駐車場へと車が止まる
(これは……完ッ全に家を覚えられたな。やばいな〜どーしよッははッ笑)
蓮を抱き抱え、プレゼントの荷物を持とうとするとジンさんから「いい。」との一言
まさかの運んでくれるらしい
ウォッカさんが後ろから「アニキ!!俺が持ちやすよ!!」と慌てているが、車で待っていろとの影声からウォッカさんは運転席のドアの前で頭を下げていた
いや、嬉しいんだけど……嬉しいんだけどね?
部屋番だけは知られたくなかったなぁ〜………ha ha ha……
もうどうにでもなれッ!!なーんてヤケクソになった私はスタコラと歩いているジンさんの背中を急いで追いかける
私今日で、何回ジンさんの背中追いかけてる??
流れるようにエレベーターに乗ると、ジンさんが私の住んでいる5階のボタンを普通に押し、私じゃなく、ジンさんが部屋の前まで行き、私に「よこせ。」と鍵を催促してくる
『………???……??は、はい……。あれ?』
寝ている蓮を片手にバックの中を探りジンさんに鍵を渡すとガチャリとドアの鍵を開け、開く
ドサリと玄関先に荷物を置くと、くるりと振り向いた
「俺は行く。じゃあな。」
『あ、あの…蓮へのプレゼントやらここまで送ってくれたこといろいろありがとうございましたッ!!(何でお礼言ってるんだ?プレゼントはわかるけど、拉致られたよね?自分)』
そんなことを頭の中でぐるぐると考えていると、頭にポンッと大きな手が乗ったかと思うと、チュッとおでこに柔らかい感覚……
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RINA(プロフ) - きつねさん» いやー!!♡ありがとうございます!!もっとギュンギュンしてもらえるような零くんを書けるよう頑張ります!! (2022年5月13日 8時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - 最初からずっとギュンギュンドキドキしっぱなしで楽しませてもらってます!!更新頑張ってください! (2022年5月11日 20時) (レス) @page13 id: bdb432d7be (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - komoさん» ありがとうございます!!♡めちゃくちゃコメント励みになります!!頑張ります!! (2022年5月5日 12時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
komo - 初めまして!話の内容がめっちゃ面白くて全部見てしまいました。これからも更新頑張って下さい! (2022年5月5日 12時) (レス) @page11 id: 43177bfd77 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - ヨシノさん» うわぁあぁ!!ありがとうございます!!もっと主人公にメロメロな降谷さんも描こうと思ってるので、キャラ崩壊するかもしれませんが書いていきたいと思います!!♡ (2022年5月2日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2022年4月7日 16時