親子揃って降谷零を好きな件について。《 third 》

Episode 102 ページ3

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てか、待って……
NOCの話してるってことは、零くんとキュラソーの戦闘シーン&赤井さんと零くんのカーチェイスシーン見逃したぁあぁあああ!!!!!!

しっかもｯ!!!
純黒の悪夢(ナイトメア)じゃねーーーーかｯｯｯｯ!!!!
いつの間に原作突入したの!?

だから零くんここにいないのーーーー!!!??
まさか、今カーチェイス中か!?!?

ﾊﾞｯ!とポケットに入っている携帯を取り出し電源をつけるとそこには "21:45" の数字


おっつ……
もう22時になるの?

【バーボン……】
そんな聞きづてならない単語が聞こえ、再度ドアにべったり張り付く私

【そして、キールもNOC疑惑が掛かってる。
スタウト・アクアビット・リースリングを始末したらいつもの港で落ち合うぞ。】

【了解。】
【りょーかいっ!!】
【わかったわ。】


(港……港ってまさか…キールとバーボンを始末しようとして赤井さんがバーボンを救出するあの港のこと!?)


すると、コツコツという足跡がこちらのドアに向かってきているのがわかった

ﾋﾟｬｯ!!と声にならない悲鳴をあげて急いでドアから離れベットの方を向く

(って、寝てるしーーーーーｯｯｯｯ!!!!!!)

そこには息子がジンさんのベットであろう場所で丸くなって寝ている姿

咄嗟に何事もなかったかの様に、ベットの下の床に正座をしながら携帯をいじっていたフリをする

(いやいや、だってジンさんのベットであろう場所に腰なんてかけられます?恐れ多すぎて無理っすよ。)

ｶﾞﾁｬｯと音がしたかと思うと、ドアから入ってきたのはジンさんの姿

「………行くぞ。送ってやる。」
『え?家に帰してくれるんですか?』
「帰りたくねぇならここに残れ。」
『いえ!息子もお風呂に入れるので帰れたら帰りたいです!!』

ｼｭﾊﾞｯ!!と立ち上がり、急いで蓮を抱き上げようとした、しかしそれを制され何故か、ジンさんが蓮を抱き上げ、ベットにあった荷物も持ってくれる

(え?これ、なんてスパダリ?
ジンさんだよね?ジンさんの皮を被った零くんとかじゃないよね?変装じゃないよね?)

「いくぞ…。」と蓮抱えたままベットルームを出て、駐車場へと向かって行く。私は急いでジンさんが買ってくれたプレゼントの荷物をよろよろと運び上げ、その後ろをついて行こうとした

すると、ウォッカが荷物をﾋｮｲｯと持ち上げてくれて「姉さん!!俺が持ちやすｯ!!」と荷物を運んでくれた

(いやー、やっぱりウォッカもかわいいね。何その従順感。ジンウォあり……ん？)

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