親子揃って降谷零を好きな件について。《 third 》

Episode 101 ページ2

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『おっきー!!!//』

おそらくジンさんのベットであろう場所でぴょんぴょん跳ねながら大きなプレゼントを嬉しそうに抱えている蓮の姿

あは//ちょーかわいい♡
じゃなくて!!!!

なんでいきなりプレゼント!?てゆーかなんで息子がいること知ってるの!?まさか、全て調べ上げたとか?
うわ、ジンさんならやりかねん。
てゆーか、まさかこのためだけにここに呼んだってこと?
この悪魔の巣窟に?
そもそも、これ零くんに電話した時にジンさん関連だってバレてるよね?
だって電話切る前に『ジンッ!』って言っちゃったもん
あれ？これ怒られるんじゃね?
やばい、般若案件だコレ。



『ママ!ビリビリしてい？』
『あ、う…うん、どうぞ〜!
あとで、ちゃんとジンさんにお礼言おうね〜?』
『はーい!』

手をﾋﾟｯ!と掲げ、包装紙をビリビリと破って行く

中から出てきたのはパトカーや消防車などの働く車のおもちゃ
『パトカー!かっこいーー!!』

いや、あんた黒の組織だよね?
そんな人がパトカーって……………。

ま、まぁ蓮に買ってくれたものだし、選んでくれたんだもんね。ありがたいです。


後ろでぶっぶー！と遊んでいる蓮を横目に私はベットルームの入り口のドアにベッタリとくっつきリビングで話しているであろう会話を盗み聞きする


【 NOCの件だ、キュラソーから連絡が入った。
　スタウト・アクアビット・リースリング…
　キャンティ、コルン、ベルモット…てめぇらはイギリス、カナダに
　行き2人を始末しろ。
　俺はドイツに行き、リースリングの方に行く】

【はいよー!久々で腕が鳴るぜぇ!!】
【俺も撃ちたい】
【了解よ。それよりもジン、あの子をこんなところに連れてくるなん
　て何を考えているの?それよりも、あの子をどうする気？まさか、
　この組織に引っ張り込もうなんて考えているわけじゃないわよ
　ね?】

【お前らにはわからねぇのか、あの女…相当な身体能力の持ち主
　だ。】

(ゲッ……なんでバレてる!?零くんにもバレてなかったのに〜ｯ!!!)

そう、私の父親はテコンドー・空手の世界チャンピョン保持者、優勝者だった

年が来てしまい引退はしてしまったものの、教える側に周り先生として空手やテコンドーを教室を開き子供たちに教えていた

私はその２つを3歳の頃から習いはじめ、私自身も高校の頃世界大会までに上り詰め優勝している


死 ぬギリギリまで毎日鍛え上げられ、何度殺 されるかと思ったものか……。



　

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