Episode 63 ページ14
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私は意を決して、口を開けそれをパクリッと放り込んだ
顔を赤くしながらもぐもぐと口を動かすと生クリームとフルーツの甘さが口の中に広がると同時に、恥ずかしさが込み上げてくる
(赤井さんは恥ずかしくないのかな…///)
沖「クック…フフ…ッ」
『何笑ってるんですかーー!!///』
テーブルに手をつき上半身を乗り出す
顔を赤くしながら抗議するが、それは沖矢さんにとって逆効果なようで「ブハッ!」と吹き出した
そんな沖矢さんの姿をした赤井さんを見て、(ダメだこりゃ、完全にバカにされている…)なんて遠い目をして抗議するのをやめた
ストンッと力なくソファーに座る私の姿を見て、沖矢さんも落ち着いてきたのか「はー。//」とため息をついている
沖「すみません、意味が分かっているのにものすごい初(ウブ)な方なんだなと思いまして…反応が面白かったので、つい…。」
そんなことを言われ、余計赤くなってしまう私の顔
頭から湯気を出すかのように、顔を手で隠しながらチラリと指の隙間から沖矢さんを見ると彼はニコニコとこちらを見ている
もう、私は恥ずかし過ぎて、言いづらくとも早く本題へと移ってほしい気持ちでいっぱいだった
『からかうのはやめてください…///』
沖「ははっ、からかっているつもりはなかったのですが、あなたが可愛くて無意識にやっていたかもしれないですね。」
『そういうところです!やめてくださいー!///
も…ッもう!本題に入りましょう!!』
私は無理くり本題へと内容を移した
宿敵と見ている沖矢さんにバレたら、般若第二形態が待っているけれど、蓮が名前を言ってしまった以上ごまかしは聞かない
(ごめんね!零くん!)
心の中で謝り、私はトリップしてきた事、私の世界ではここの世界は、ある物語になっている事。
などなど沖矢さんに報告
沖矢さんが本当は赤井秀一で、黒の組織から今現在、身を隠している事、首の変声機の事
宮野明美さんのこと、組織のこと全て話した
まぁ、零くんをパパと呼んでいることとかはこちらの事情だから話さなかったけど
赤「信じがたい話だな…。」
(あ、赤井さんになった…)
『事実ですが、信じがたくても当たり前です。
私自身、この通り変な人物ですが黒の組織とは関わりはないので安心してください。』
赤「だが、黒の組織のことをそんな細部まで知っていることや俺の変装、変声機、坊やの事などさまざまな話を聞いていると本当のように感じるよ。」
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RINA(プロフ) - 玲さん» 告白!!お待ちどう様でしたッ!!日課にしてくれているなんて( ; ; )ありがとうございます!まだ続きます!お楽しみにしててください!! (2021年11月2日 16時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ようやく告白!!!更新されて仕事終わり色々片付けて寝る前に読むのが日課になるほど続きを楽しみにしてます! (2021年11月2日 6時) (レス) id: bb3e3e235e (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 音猫さん» 3回も見てくださるなんて!!すっごく嬉しいです(泣)!!少しずつ安室さんとの距離も近づきつつ、ジンとも接触!まだまだ面白く書いていきます!頑張ります! (2021年10月26日 23時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
音猫(プロフ) - こんなに尊くてにやけが止まらない小説初めてです!めっちゃ面白いので投稿頑張ってください!ちなみに全話3回読ませていただきました! (2021年10月26日 22時) (レス) @page35 id: bc85421f32 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2021年10月25日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2021年6月21日 7時