Episode 31 ページ32
安室透(降谷零)side
あの日、Aの家に邪魔して1週間が経とうとしている
俺は今日、ポアロが休みなので1日依頼されていた探偵業の予定だった
しかし、依頼主の都合が合わなくなり、今日はキャンセルになってしまい都庁へ戻ろうとしていた
すると、信号待ちをしている間、横にある米花公園が目に入りふと見てみると砂場には見知った顔がいた
車の窓を開けて見ていると、顔を赤くしたり、息子と一緒にスコップで穴を掘ったり山を作ったりと遊んでいる
「ふっ、ほんとにまるで子供が2人だな。」
目線の先には息子と一緒にぺたぺたと砂場の砂山の形を整える彼女の姿
赤になるまでジッと2人の姿を見ていると、微かだが「危ない！！」と聞いたことのある声が聞こえた
すると、蓮くんに向かってきているバケツが目に入る
僕は目を見開き、咄嗟に動こうかと思ったが間に合うわけがない
彼女は目の前の蓮くんを抱きしめ庇う
バケツは蓮くんに当たることはなかったが彼女の後頭部に激突
そのまま、ドサッ！と倒れていく
急いで路肩に車を停めて、乱暴に車のドアをバンッ！！と閉めて彼女の元へと走った
すると、向こうから少年探偵団の姿が走ってくるのを見えた
砂場の近くには、「やっべ、どうしよ。」なんて焦っている中学生らしき男の子が4人見えた
しかし、彼らたちに構ってる余裕なんてない
こんなにも焦るなんて俺らしくもない。
彼女のところに駆け寄り「Aさん！！！！大丈夫ですか！！！？」
呼吸を確認する
しっかり呼吸は出来ているので恐らく気を失っているだけだ
しかし、子供が蹴ったものだとしても中学生、ましてやバケツが後頭部に当たったんだ
軽く脳震盪を起こしている可能性が高いし、頭部を切っているかもしれない
俺は、彼女を抱き上げて走ってきた少年探偵団の子供たちに病院へ行くと伝え、コナンくんに「あの子たちを病院に連れてきて、これは立派な傷害罪だよ。」と伝えると、「一応警察に連絡しておいた」と返答が返ってきた
さすがだな。
『パパ…ッ ママはぁ…？？ う…ッ ヒックッ…』
「大丈夫だよ、一応病院に行って先生にママ見てもらおうね。」
泣いている蓮くんと手を繋ぎ、少し駆け足で俺の車へと向かう
Aを後部座席へ寝かし、蓮くんを助手席に座らせてしっかりとシートベルトを締める
俺は急いで車を米か中央病院へと走らせた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RINA(プロフ) - きつねさん» もちろん、定番の「君は工藤新一くん。トロピカルランドでジンに薬を飲まされて体が縮んでしまった。」と耳打ちで伝えてます!にっこり笑うところ主人公黒いですね(笑)ありがとうございます!Secondとthirdもあるのでよろしければ見てください!! (2022年5月13日 8時) (
レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - Episode42でコナンくんに何言ったか気になります！！とても面白くて楽しませて貰っています！頑張ってください！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page43 id: 6fe5e132fe (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 豆乳ココアさん» 失礼いたしました！編集していたので非公開にしたままになっていました！ご指摘ありがとうございます！ (2021年6月3日 16時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳ココア(プロフ) - ハツコメ失礼します！34話が抜けている様ですが…修正中とかてしょうか？ (2021年6月3日 12時) (レス) id: c610afbe78 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - さねみん推しさん！ご指摘ありがとうございます！確認して編集いたしますのでお待ちください！言われなかったら気づかずじまいでした笑笑ありがとうございます！ (2021年5月23日 14時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RINA | 作成日時：2021年5月3日 18時
