親子揃って降谷零を好きな件について。

Episode 10 ページ11

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『ママ、これはー？？』
『これは、" おむらいす "』
『んー、じゃあ、これは？？』
『それは" ミートソーススパゲティ "
どれも美味しそうだねぇ。』


ただ今、絶賛息子の「これ何？」時期と戦っています。
【これ何？時期とは。】
・子供にはある年代に差し掛かると、絵本でも外の物でも自分の中で気になった物、不思議に感じた物全てを「コレナニ？」と身近の人に聞いてくる



(まぁ、子供特有の色々なものを覚えていく時期。たくさんのことに興味を持ってくれたらママも嬉しい)

『おいしそーだねぇ！
はい！ママどーぞ！』

蓮はメニューの写真に親指と人差し指を使って摘むようにすると私の口ものに持ってきた

普通なら「ん？」となるが私は当たり前のように対応する

『あーん！はむっ！
おいし〜！』

蓮から差し出された何もない小さな手の中のものを食べる " 真似 "をする

そして、私も『どれが食べたい？』と聞き『これ！』と指を刺されたカレーライスの写真に指を近づけ蓮と同じことをする

すると蓮もパクッ！と食べる真似をして『おいしーね！』と可愛い笑顔を見せてくれる






あかん！！！うちの子天使！！！！！！
あかんで工藤！！！！事件や！！！！！




『ご飯は安室さんがサンドイッチ作ってくれるから待ってようね？』

『パパのサンドイッチ〜！！』


(パパかぁ…。

ずっと、蓮には突っ込んでなかったけど、ここにトリップしてきちゃって本人が目の前にいる以上" パパ "はまずいよね。

私もパパなんて覚えさせるんじゃなかったなぁ。
いや、でもそもそもトリップできるなんて予想できると思う？いやできないでしょ。)

『ん"〜。
ねっ…ねぇ。蓮？
パパのことはさ、パパじゃなくて安室さんって呼ばない？』


『？？
どーして？パパだよ？』

そんなきゅるんとした目で見ないでくれ。

『いや、えっと…
安室さんはね？

パパじゃな…「パパでいいですよ。」

あ、安室…さん、』

『パパだ！おかえりー！』

「はは、戻りました」

私が蓮に伝えようとしたことを伏せるかのように聞こえてきた安室さんの声



『でも、そういう訳には…そもそも蓮がパパと呼び始めたのは私が原因ですので。』


「それはどうゆうことですか？」

『へっ！？////
あッ…いや…。 あのッ…。』

私は、目をキョロキョロと泳がせながら口籠る

「言えないことなんですか？」
『ちょっと、なかなか…はい…。』






　

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