私もあなたを守りたい！！《鬼滅の刃》

　拾捌　. ページ19

『待ってください……。
この部屋のお隣は?』

「俺の部屋だ!!!!」

(き"ゃあぁぁあぁあぁぁああ////!!!!!!!!!
無理無理無理無理無理無理!!!!!!!!

何考えてんの!?
いや、嬉しい!!!この上なく嬉しい!!!
天国ですか!?
え!?杏寿郎さんの部屋隣なの!?
ま……ｯ!!!変なこと言えないじゃん!!!!

でもあわよくば、寝顔とか見れちゃったりして///!!!
いや、だけど!!!!

推しが隣にいるとか!!!!
心臓発作起こすわ!!!!夜なんて寝れるか!!!!!////)

表面では涼しい顔をしニコリと微笑む私
脳内は大盛り上がりだ。


『でも、煉獄さん?
私は100歩譲って師範となる煉獄さんのお側にいることによって私生活の中でも修行として身につくこともあるかもしれません。

ですが、年頃の男女の部屋がいくら別れているからと言って、隣同士はどうでしょうか? hahah……』


「うむ…。なら千寿郎の部屋の隣にするか?
それに、男女と言ってもこの屋敷には男しかおらんがな!!!!」

ｺﾞﾌｯ
(忘れてた………。)

思わず、吐血してしまった…………。


『ﾊﾊｯ…そうでした、取り乱しすぎてうっかりです。
この屋敷はお父上と千寿郎くん、煉獄さんの3人ですものね。』

「あぁ、そうだな。」

あ。

まずいことを聞いてしまった。


『あ、あの……ごめんなさい。
失礼なことを………。

申し訳ありません。』

私は煉獄さんに深々と頭を下げた
そうよ、留火さんは亡くなったのだからこの屋敷には男性しかいない
わざわざこんなこと言わなくても考えればわかることじゃない

(煉獄さんに、悲しい思いをさせてしまった…)

「いや、いいんだ。
気にしないでくれ。あぁ、そうだ。君は知っているかもしれないが父上は少し…その。」

『えぇ、承知の上です。
ですが…継子としてこのお屋敷に置いていただくのであればいつかはご挨拶しなければなりません。

今度、お父様のところへご案内していただけますか？
あんなにもお綺麗で完璧なお母様の大切な方だったんですもの。

とても素敵な人なんですよね、煉獄さんのお父様は…
どんなに変わっても槇寿郎さんは槇寿郎さんです。

私、お会いするのがとても楽しみです！』


そう言い、少し無神経だったかなとも感じたが、アニメの中で見た槇寿郎さんはどう見ても留火さんが亡くなって拗ねて、悲しくて、ヤケクソになっているだけのように見えた


だけど、本人の悲しみはそんな容易いものではないはずだ

私は煉獄さんににっこりと微笑んだ
するとﾊﾊｯと嬉しそうに笑った

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