第九十七話 ページ8
「(_______……あと数分で着くことが出来れば…)」
時計を見ながら、人通りの多い道を走っていく。念のため、国木田さんには場所を伝えたが…
「(真逆、中島さんと泉さんが組合に…)」
昴さんの云っていた彼女とは、泉さんの事だった。聞けばその二人が組合と接触しているだとか。
この人通りではらちが明かない______
裏路地に入り、壁に這うパイプを掴み、登る。そして屋根へ屋根と飛び移りながら進んだ。
「(港…あれですか。)」
港の直ぐ目の前にある建物につく。そして姿勢を低くして、下を覗いた。
そこには中島さんと泉さんが居る。…しかし、もう二人男性が立っていた。
何時しか見た金髪の男性と老紳士_________
「(しまった、組合がもう…)」
探偵社を出る前に具件化した刀を握り、屋根に足をかける。
フランシス「_________うちの作戦参謀は優秀でね。逃走対策も万全だ。書類の分厚さには閉口だが。」
敦「くっ……!」
パァンッと音が響くと、中島さんの体が傾いた。誰かが彼の事を撃ったのだ。
「(十二時の方向…一体何処から…)」
距離は約1km…普通のスナイパーライフルの飛距離を越えている。
泉さんが小刀を抜こうとするところを狙って、下に飛び降りた。
_______そして再び撃たれる弾丸を素早く切った。
トウェイン「……は?」
泉「…!A…!」
泉さんの事を抱え、後ろに下がる。そして刀を胸元に掲げ、立ち上がった。
トウェイン「……嘘でしょ?今、あの子、僕の弾丸を切っ…?」
「(姿は見えませんが…あの建物でしょうか。)」
白い建物の屋上を睨む。まぁ、勿論肉眼で鮮明に見えるはずもないのだが…
すると「ほぅ、」と云う声が聞こえた。
フランシス「真逆、君の方から現れてくれるとは。しかも見たところ一人と見た。」
「…もうじき応援が来ますが。」
フランシス「構わん。直ぐ終わる…四万ドル。」
彼がそう呟いた途端、景色が一変。最初何が起きたか判らなかったが、男性によって壁に叩きつけられたのだ。
腕と刀で防御した心算だったが、刃は砕け、消えてしまう。
そして腕も悲鳴をあげ、パキリという音が小さく聞こえた。
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グロリアス(プロフ) - シノンさん» コメントありがとうございます!そう言ってくれて嬉しいです! (2018年6月6日 19時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
シノン - イラストとても上手いです! (2018年6月1日 16時) (レス) id: 54e5a78be6 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - シノンさん» コメントありがとうございます!更新遅いかもしれませんが、頑張ります…!(・ω・´) (2018年5月3日 14時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
シノン - 面白いです。更新頑張ってください! (2018年5月2日 17時) (レス) id: 54e5a78be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2018年4月28日 11時