第八十一話 ページ36
「_________……あの、国木田さん。」
国「なんだ。太宰の仕事なら放っておけば…」
「いえ、そうではなくて…」
中島さん達が探偵社を出てから、数十分の事。私の使っているパソコンから、ある報せがきた。
「泉さんの電話に着信が入ったみたいですが…」
国「何？」
「あれほど夜叉は使いたくないと云っていたのに…何かあったのでは？」
国木田さんは頭を悩ませると、「もしかしてマフィアか組合と接触してるんじゃ…」と呟いた。
いくら指示式(プログラム)を変えたからといって、ポートマフィアなら容易にその番号を調べあげることが出来るかもしれない。
国「厭な予感がする…賢治、俺と一緒についてこい。それからAも。」
宮「はーい。一寸待って下さいねー」
「判りました。」
書類を整理する宮沢さん。私も同様、準備をしようとすると、声をかけられた。
国「A。」
「はい？」
国「これを使え。」
机にゴトリと置かれたのは銀色の、自動式拳銃だった。私はそれを手に取り、国木田さんを見る。
国「いつ自身が危険に晒されるか判らん。だからそれを使え。…使い方は判るか？」
「ええ…まぁ、一応。(セミオートマチック…弾は…装填されてますね。)」
着ている黒いジャケットに、拳銃を仕舞う。正直、銃はあまり好きではないのですが…
今はそんな事を云っている場合ではない。
急いで私達三人は、探偵社を後にした。
＊＊＊
宮「_________……頭、下げてくださーい。」
宮沢さんの陽気な声に、黒服達の上に車が飛ぶ。周りが驚いている中、私達は中島さんの元へと駆け寄る。
宮「おー、飛んだ、飛んだ。」
国「大丈夫か、敦。」
敦「国木田さん…何故、」
私と国木田さんはしゃがみこみ、彼の顔を覗きこむ。
どうやら虎の再生能力が役立っているらしい。大した怪我はしてないようだ。
「泉さんの携帯に着信があったら、信号が出るようになっているんです。」
国「立て。何時まで守られ役でいる心算だ。」
すると、目の前から莫大の殺気。
目線を向けると、着物の女性が泉さんを隠す様に立っていた。
？？「鏡花にこれ以上毒の光を見せるな！」
国「組織同士の全面戦争と云う訳か…この忙しい時に。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 380人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢歌(アニメ怪盗)(プロフ) - グロリアスさん» わかりました！質問に答えて下さりありがとうございます！更新頑張って下さい楽しみにしてます！ (2018年4月25日 23時) (
レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 夢歌(アニメ怪盗)さん» コメントありがとうございます！今のところ名前が少し出てくるといった感じですね。キャラ自体が出るかはまだ考え中です！ (2018年4月25日 21時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
夢歌(アニメ怪盗)(プロフ) - 質問なんですけどナンバカキャラって出てきますか？ (2018年4月22日 0時) (レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 星夜さん» コメントありがとうございます！私もどっちも好きなので書くのが楽しいです(笑) (2018年3月4日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
星夜(プロフ) - ナンバカも文ストも好きなのでこの作品を読めて幸せです！とても面白かったです！ (2018年3月4日 0時) (レス) id: 7610e3eee2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：グロリアス
| 作成日時：2017年12月28日 21時
