第四十九話 ページ4
国「何ッ…」
??「失礼。探偵社なのに事前予約(アポイントメント)を忘れていたな。それから叩敲(ノック)も。」
ざわめく私達を横目に一人の老紳士が優雅に話す。
そしてスッと片手をあげた。
??「大目に見てくれ。用事はすぐ済む。」
そしてその指先がそちらに向けられると、それが合図なのか黒服達が一斉に襲いかかってきた。
「何でこうなるんですか…」
そう呟いて飛びかかってきた黒服の一人を蹴りあげる。
他の人達も其々が敵をなぎ倒していく。
与「全く、物騒だねぇ。」
「(私には探偵社の方が物騒に見えますけど…)」
ファイルを抱えたまま、もう一度回し蹴り。鈍い音をたて、その人は床に倒れた。
するとダダダッと階段をかけ上ってくる足音。そこには…
敦「やめろっ!」
先程出ていった筈の中島さんだった。しかし彼は老紳士を軽々と投げる国木田さんに言葉をなくす。
敦「え、」
国「おぉ、帰ったか。」
「宮沢さん、危ないですよ。不発したら危険です。」
珍しそうに銃口を覗く宮沢さんに声をかけると、彼は笑顔で「はーい」と返事をし、銃を投げ捨てた。
国「勝手に居なくなる奴があるか。見ての通りの散らかり様だ。片付け手伝え。」
宮「国木田さーん。こいつらどうします?」
国「窓から棄てとけ。」
そう云って老紳士の手首をゴキッと曲げる。それに対して悲痛な声をあげた。
国「これだから襲撃は厭なのだ。業務予定がまた狂う。しかしまぁこの程度いつものことだがな。」
敦「(マフィアより探偵社の方がぶっちぎりで物騒じゃん…)」
江「国木田くーん。僕そろそろ"名探偵"の仕事に行かないと。」
国「名探偵?嗚呼、例の殺人事件の応援ですか。」
「そう」と云って江戸川さんは机の上に乗る。それを見た国木田さんは中島さんと私を指指して「こいつらに手伝わせます」と云う。
国「おい、呆けてないで準備しろ。仕事は山積みただ。」
「私も行くのですか?」
国「乱歩さんの仕事も見といた方がいいからな。
……あ?なんだお前。泣いてるのか?」
敦「泣いてません。」
国「泣いてないのか。」
敦「泣いてません。」
国「泣いてるのか?」
敦「泣いてます!」
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夢歌(アニメ怪盗)(プロフ) - グロリアスさん» わかりました!質問に答えて下さりありがとうございます!更新頑張って下さい楽しみにしてます! (2018年4月25日 23時) (レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 夢歌(アニメ怪盗)さん» コメントありがとうございます!今のところ名前が少し出てくるといった感じですね。キャラ自体が出るかはまだ考え中です! (2018年4月25日 21時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
夢歌(アニメ怪盗)(プロフ) - 質問なんですけどナンバカキャラって出てきますか? (2018年4月22日 0時) (レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 星夜さん» コメントありがとうございます!私もどっちも好きなので書くのが楽しいです(笑) (2018年3月4日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
星夜(プロフ) - ナンバカも文ストも好きなのでこの作品を読めて幸せです!とても面白かったです! (2018年3月4日 0時) (レス) id: 7610e3eee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2017年12月28日 21時