第六十七話 ページ22
「_________……という訳では国木田さん。」
国「なんだ、A。」
「私も行ってきます。」
「は?」と間抜けな顔を見せる国木田さんを横目に、私はボートの縁に足をかける。
そして船に向かって跳び、船梯子に掴まった。
国「お、おい、A!?ちょっと待て!」
「彼だけでは心配なので、行ってきます。」
国木田さんが何か叫び続けているが、私は気にせずに梯子を勢いよく登っていった。
***
「(_____……中島さん達は一体何処に…)」
船の上は至る所が燃えていた。私は目を凝らして辺りを見る。そして落ちてくる瓦礫を避け、走りながら彼らを探した。
?「『羅生門_____獄門顎!!』」
声のした方を向く。そこには芥川さんの異能によって押し潰された中島さんの姿。
彼は力なくそのまま落ちていく_______
と思ったが虎の尾で芥川さんを引き付けると、顔面に向かって一発、拳をめり込ませた。
敦「ああああアァァァッ!!」
そのまま連続で彼を殴ると、そのまま勢いよく海に落ちてしまった。
中島さんは今度こそ力をなくし、フッと気を失う。
私は急いで向かう。しかし当然間に合う筈もない。
異能力を使い、彼を数秒制止させ、その間に再び走る。そして異能が解けると同時に彼を受け止めた。
「中島さん、中島さん。」
敦「うッ…」
「(息は…していますね。)」
ザッ、と何かの擦れる音。見るとそこには泉さんがいた。擦れる音は彼女の草履の音だ。
「!泉さん…よかった、無事だったんですね。」
泉「早く…出ないと、また爆発する…」
彼を担ぎ、「急ぎましょう」と云う。そして船の下を見ると離れた場所に国木田さんが居た。
国「!小僧!A!」
「無事だったか…!」と国木田さんは安堵した表情を見せる。私は「…泉さん」と彼女に声をかけた。
「彼の事を頼みます。」
泉「…?貴方も来るんでしょ?」
不思議そうにしつつも、彼を私の代わりに抱えてくれる。するとすぐ後ろで爆発が起きた。
私は二人の背中をドンッと押し、ボートへと落とす。
泉さんは目を見開き、私に手を伸ばした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
380人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢歌(アニメ怪盗)(プロフ) - グロリアスさん» わかりました!質問に答えて下さりありがとうございます!更新頑張って下さい楽しみにしてます! (2018年4月25日 23時) (レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 夢歌(アニメ怪盗)さん» コメントありがとうございます!今のところ名前が少し出てくるといった感じですね。キャラ自体が出るかはまだ考え中です! (2018年4月25日 21時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
夢歌(アニメ怪盗)(プロフ) - 質問なんですけどナンバカキャラって出てきますか? (2018年4月22日 0時) (レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 星夜さん» コメントありがとうございます!私もどっちも好きなので書くのが楽しいです(笑) (2018年3月4日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
星夜(プロフ) - ナンバカも文ストも好きなのでこの作品を読めて幸せです!とても面白かったです! (2018年3月4日 0時) (レス) id: 7610e3eee2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:グロリアス | 作成日時:2017年12月28日 21時