第52話 ページ7
七「_________……虎杖君!!」
虎「今度は何!?」
いきなり響く七海さんの声。私はフェンスを掴み、立ち上がる。そして足を引きずりながら2人に近づいた。
七「これを見て。私の相手を撮影しました。」
虎「…え、」
「……これは。」
呪霊の写真。その写真に映るのはもがれた腕と手首につけられた腕時計。
次に七海さんが発した言葉に私達は凍りつく。
七「_____」
虎「なん、だよそれ…」
「つまりあの呪霊たちは……おやっ、」
ふわりと七海さんに抱き上げられる。
そして彼はスタスタと歩きだした。
七「後は家入さんに調べてもらいます。足の治療の方も彼女に頼んで下さい。」
「…お恥ずかしいです、七海さん。」
七「責任は虎杖君にあります。」
虎「俺!?いや確かに俺が悪いけど…ちょっと待ってよナナミン!」
七「誰がナナミンですか。」
***
家「_________……人間だよ。元人間と言った方が正しいけどな。」
家入さんの声は相変わらずどこか気怠げだ。
私と虎杖さんたちは一旦分かれ、私は家入さんの元にいた。
家「呪術で無理矢理体の形を変えられてる。相手の術式が分からないと詳しいことはいえないけど。
…そうだ。虎杖は聞いてるか?あと月影。お前も聞いとけ。」
虎『あ、ウス。』
家「コイツらの死因はザックリ言うと体を改造させられたことによるショック死だ。君らが殺したんじゃない。」
「その辺り履き違えるなよ」と言い、七海さんと二言ほど話すと電話を切った。
「あの残穢自体、ブラフだったわけですね…はぁ…してやられました…」
家「相当なやり手だな。気を付けた方がいい。」
治された足をグッと押してみる。もちろん痛みもない。彼女の治療は素晴らしいですね。
家「足の方は?」
「大丈夫です。ありがとうございました。また七海さん達と合流しますね。」
「これ、ちょっとしたお礼です」と煙草の箱を1つ置く。
家「…私禁煙してんだけど。」
「その割には知った臭いがしますね。」
彼女はそう言いつつポケットに煙草をしまう。気に入ったようで良かった。
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奥山乃愛(プロフ) - グロリアスさん» 頑張ってください!! (2022年9月6日 18時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます!私も七海さん好きなんですよね…自分のペースではありますが、更新していきますのでこれからもよろしくお願いします! (2022年9月6日 16時) (レス) id: 54e5aabcc4 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 誰も氏でほしくないな……灰原、七海も好きなんですよ!灰原は優しい七海は少し硬い?ところあるけどしっかり仲間のことを考えてるから!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年9月6日 5時) (レス) @page14 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 順平のお母さんきれいだよね〜 グロリアスさん無理せずに頑張ってくださいね! (2022年6月27日 15時) (レス) @page13 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 誰だって誤字しますから大丈夫ですよ!私もたまにしますw (2022年6月26日 18時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2022年1月14日 18時