検索窓
今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:31,309 hit

第50話 ページ5

「_________……はい、終わりました。

案の定簡単でしたよ。」















学校から出て、数十分。私は再度伊地知さんに電話をかける。

呪霊は随分大きかったが、低級であることに変わりなかった。これは一人でも大丈夫でしたね。












伊『お疲れ様です。送迎はどうします?』





「いえいえ、一服してから帰りますのでお気遣いなく。

…嗚呼そうだ。何か必要なものや欲しいものはありますか?よければ買って帰りますが…」





伊『(優しい人だ…!)

ゴホンッ、お心遣い感謝します。ですが大丈夫で、』







「おや、この茶葉いいですね。お姉さん、これを下さい。」



伊『…聞いてます?』
















お金を払い、袋を受けとる。暫くの間地下で訓練していたのだからこれくら良いですよね。











「伊地知さん、疲れにいいという茶葉を買いました。帰ったら淹れますね。」


伊『(ホントいい人…!)』
















伊『あの、Aさん。』

「はい?」



伊『実は今日もう一つ頼みたい仕事が…』












***


七「_________……見えますか?これが呪力の残穢です。」










とある映画館の廊下。


その問いかけに虎杖さんは「いや全然見えない」と顔をしかめて言った。









虎「Aさんは?」


「…あの足跡みたいなやつですかね?」


虎「んー?」












数秒たって虎杖さんは「おお!見える見える!」と伝えれば、隣に立つ七海さんは「当然です」と言いきった。









七「見える前に気配で悟って一人前ですから。」


虎「もっとこう褒めて伸ばすとかさぁ…」
















私と虎杖さん、そして引率の七海さん。


私達三人は五条さんに依頼された仕事を請け負っていた。












七『私は五条さんのことを信用しているし、信頼している。でも尊敬はしていません。』


七『私はあくまで規定側です。』





七『宿儺という爆弾と呪いを抱えているあなた達。

己は有用であると、そう示すことに尽力してください。』












ふと数日前の記憶を思い出す。



七海さんらしい。

虎杖さんはどうか分からないが、私も規則に縛られる人間だ。














「(結局の所、私にはそういう証明でしかここで生きられない。)」






そう思い、雨の降る外を見た。

第51話→←第49話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (172 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1634人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

奥山乃愛(プロフ) - グロリアスさん» 頑張ってください!! (2022年9月6日 18時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます!私も七海さん好きなんですよね…自分のペースではありますが、更新していきますのでこれからもよろしくお願いします! (2022年9月6日 16時) (レス) id: 54e5aabcc4 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 誰も氏でほしくないな……灰原、七海も好きなんですよ!灰原は優しい七海は少し硬い?ところあるけどしっかり仲間のことを考えてるから!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年9月6日 5時) (レス) @page14 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 順平のお母さんきれいだよね〜 グロリアスさん無理せずに頑張ってくださいね! (2022年6月27日 15時) (レス) @page13 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 誰だって誤字しますから大丈夫ですよ!私もたまにしますw (2022年6月26日 18時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:グロリアス | 作成日時:2022年1月14日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。